スズキ イントルーダークラシック400
スズキ イントルーダークラシック400

スズキ イントルーダークラシック400 – 高速域まで変わらないスピード感

掲載日:2007年11月28日 試乗インプレ・レビュー    

スズキ イントルーダークラシック400の試乗インプレッション

スズキ イントルーダークラシック400の画像

狭角45°Vツインの逞しさと
高速域まで変わらないスピード感

「イントルーダークラシック」の実車を前にして、その圧倒的なボリューム感に「うーん」と唸らされた。1655mmというホイールベースを持つロング&ローのフォルムによって、400ccという車格を超えた存在感がズンと伝わってきた。そのボディはブラックエディションの名の通り、黒とクロームのモノトーンの世界。“クラシックアメリカン”と聞くと、どこか旧き良き、きらびやかな装飾性のある響きをイメージする。しかし、このイントルーダークラシックは、どちらかというと“ネオ・クラシック”という佇まいで、どこか新鮮な印象さえ受ける。特に前後のホイールは一見すると最近流行の鍛造アルミホイール張りのデザインで、他のクラシックアメリカンとはちょっと違うゾという主張が伝わってくる。

スズキ イントルーダークラシック400の画像

鋲の装飾がワイルドなシートにドッカと座り、ワイドなクラッチレバーをゆっくり離して走り出す。エンジンが45°という狭角バンクのためか、他の同クラスのアメリカンよりエンジンの鼓動が伝わってくる印象。さすがに排気量なりの「トルトルトルトル」という軽めの音ではあるが、タウンスピードではしっかりVツインらしさを楽しむことができる。トルクがしっかりしているせいか、スロットルを丁寧に扱えば時速40kmでもトップギアで走ることができた。高いギアで低回転の振動を楽しむことができるというわけだ。サスペンションは比較的硬めで、路面のギャップがしっかり伝わってくる。このあたりの味付けは、デスペラード以来、“走りのアメリカン”にこだわっているスズキらしい部分なのかもしれない。また、面白かったのはタウンスピードからハイウェイスピードまで、そのスピード感が変わらず加速していくこと。時速40kmでも時速80kmでもそのスピード感が変わらず加速していくため、気が付いたら「おっといけない…」というスピードになっていたことが多々あった。これは本当にクルージングモードの時には、快適なライディングをもたらしてくれるはずだ。

スズキ イントルーダークラシック400のオススメポイントは次ページにて

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