掲載日:2015年12月10日 バイク購入ガイド 件のユーザーレビュー
文/杉山 研二
ゆったりとした鼓動を楽しめるクラシックスタイルのクルーザーです。リア周りをリジッド風にまとめた車体に、タフで力強い空冷OHVのVツインを搭載。大排気量エンジンとハイギヤードに設定したミッションの組み合わせは、高速クルージングを快適にします。また、大ぶりなフェンダーやタンクをはじめ、風格のある外装デザインを採用。ブラックメタリックの塗装パーツとクロームパーツのコントラストも精悍さに磨きをかけています。
シリンダー挟み角48度のVツインは、ボア・ストロークが97×113mm、総排気量は1,670ccです。シリンダーヘッドには1シリンダー当たり4つの吸排気バルブと2つの点火プラグを採用、バルブ駆動にはメンテナンスフリーで信頼性の高い油圧リフターを、エアインテークには高回転域での慣性モーメントを減少させた形状を、さらにメッキシリンダーや鍛造ピストンも投入し、2,500rpmという低い回転数で144.2Nmの最大トルクを発生。この余裕の低速トルクとパルス感、そして快適性のあるエンジンに仕上がっています。
フレームはダブルクレードルタイプで、エンジンの搭載にはリジッドマウントとヘッド懸架方式を採用して剛性を確保。溶接部分が見えにくいフレームデザインにするなど外観の美しさにもこだわっています。一方、燃料タンクもまた溶接部の見えないフランジレスタイプとし、その上には超薄型のタンクオンメーターを設置。シリンダーヘッドにかぶさるそのタンク形状もロードスター独特のスタイルを作り上げています。
シートはバケットタイプ、ステップはボードタイプを、ハンドルには1インチパイプを採用。ブレーキはフロントに298mm径のディスクとワンピースタイプの異径4ポットキャリパーをダブルで装着。リアブレーキも多用されることを考慮し320mmのディスクと4ポットキャリパーを採用。2007年当時、車両の小売価格は消費税5%込みで144万9,000円でした。
1,854ccという大排気量の空冷Vツインを搭載するビッグクルーザー。クラシカルな外観ながら、エンジンや車体には現代的な技術をふんだんに投入し走行性能の向上を実現。
ビンテージルックの車体に670mmの低いシート高を採用。ディスクホイールやフロントショックカバーなどブラックアウトされたパーツも目を引く。空冷のVツインは1,689cc。
1,699ccの水冷並列2気筒を搭載するクラシッククルーザー。丸2灯のヘッドライトやフットボード、クラシカルな外装パーツなどで、快適と実用、強いキャラクター性を主張。
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