掲載日:2011年04月07日 バイク購入ガイド 件のユーザーレビュー
文/青木タカオ
V型4気筒エンジンを中心においた独特のスタイリングやドラッグレースをイメージさせる太いリアタイヤ、クロームメッキ仕上げのメーター類などを特徴とし、1985年にデビューした初代「VMAX」は、当初アメリカ向けのモデルでしたが、ネイキッドでもクルーザーでもないジャンルレスで独自性のあるキャラクターは北米だけでなく、日本やヨーロッパでも人気を獲得し、1990~1999年の期間は国内仕様も販売。2007年末までの生産累計は約10万台を数え、ヤマハのフラッグシップモデルとして君臨してきました。
そして、四半世紀ぶりとなる2008年6月、ヤマハは欧米向けモデルとして新たな「VMAX」を発表。怒濤の加速性能を発揮する1198ccの水冷4ストDOHCV型4気筒エンジンは一新され1679ccに拡大。75度だったVバンク角を65度に変更し、メインフレームを重力鋳造中空材、リアフレームをCFアルミダイキャストと押出材の溶接構造としたアルミ製フレームに搭載。コンパクトな燃焼室を実現するためカムチェーンは吸気側カムだけを直接駆動させ、排気側カムは吸気側からギアを介し動かす新カムチェーンレイアウトを導入しました。吸気ファンネル部には、ファンネル長の切り替えにより最適な吸気脈動を作り出す 「YCC-I」 (ヤマハ電子制御インテーク) を採用し、回転数に応じてファンネル長をロングあるいはショートに切り替えます。燃料供給器をフューエルインジェクション化し、スロットルバルブ制御には 「YCC-T」 (ヤマハ電子制御スロットル) を搭載。職人の手作業によるバフクリア仕上げのエアインテークからフレッシュエアを吸い込み、アルミ鍛造ピストンを用いたエンジンへ供給します。
前後18インチだった足まわりは、フロント18/リア15インチとなり、インナーチューブ径52mmの酸化チタンコーティング正立式フロントフォークには、ラジアルマウント6ポッドモノブロックキャリパーと320mm径ウェーブディスクを組み合わせ、違和感の少ない自然な制動フィーリングを実現する3ポジションABSを搭載しました。通常、エンジン上に配置されるガソリンタンクは、エアクリーナー容量を確保するためにシート下へレイアウトされ、マス集中・低重心化に貢献。スリッパークラッチ、シャフトドライブ、4-1-2-4マフラー、2分割ラジエター、有機ELマルチファンクションディスプレイなど、従来の基本コンセプトとアイデンティティを継承しつつ最新技術をふんだんに採り入れ、2009年4月に国内デビューを果たしました。
エンジンは1340ccのハヤブサ用ユニットで最高出力は183ps。エッジの効いた個性的な外装パーツ、アップタイプの極太2本出しマフラーなど、多くのパーツが専用設計されている。
カワサキ史上最大排気量を誇るメガクルーザーは、最大トルク 18.0kg-mを 3000rpmで発揮する 2053ccのOHV4バルブVツインを搭載。前後16インチの足まわりで駆動系にはベルトドライブを採用する。
量産バイク最大となる2294ccの排気量を持つパワークルーザー。エンジンは専用設計の水冷クランク縦置き直列3気筒で、200Nmという桁外れのトルクの90%をわずか2000rpmで発生する。
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