掲載日:2019年12月22日 プロが造るカスタム
取材協力/しゃぼん玉記事提供/ロードライダー編集部 ※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2018』に掲載された内容を再編集したものです。
2003年に購入した直後から、しゃぼん玉に整備とカスタムを依頼しているオーナーのZRX。当初はマフラーから始まったカスタムは、後に足まわりやキャブなどにも及び、現在ではエンジンを除くほぼすべてに手が入っている。
「今回の車両だけではないですし、車種によって異なることもありますが、ウチのカスタムは“足まわりから"が基本です。ビッグネイキッドの場合は、リアショック→ホイール→ブレーキ→スイングアーム→ステム+フォーク、という順序が主流ですね」(しゃぼん玉/代表滝川さん)
なお滝川さんによるとZRXシリーズは、初代1100、2代目1200、3代目DAEGで、車体各部の寸法やサスの設定が異なっているため、各世代に合せていじり方を変える必要があるそうだ。
「中でも注目すべき要素は、いったん短縮して元の数値に戻されたフォークオフセット(30→28→30mm)と、徐々に伸びたホイールベース(1450→1465→1,470mm)で、このあたりを把握せずに、安易なカスタムをすると、バランスが崩れやすいです。ウチではZRX各世代の特徴と傾向を熟知しているので、どんなことでも気軽に相談してほしいですね」(滝川さん)
そんな同店では、近年になってDAEGユーザーが増えているとのことだが、滝川さんが初代1100のオーナーということもあって、常連の中にはキャブレター仕様のZRX(1100/1200)を長く愛用しているお客さんも多いそうだ。