レトロバイク・グラフティ第179回 YAMAHA MAJESTY250 1995年

掲載日:2026年07月11日 レトロバイク・グラフティ    

イラスト・文/藤原かんいち

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スクーターをおじさん向けの実用車から
若者たちの主役へ! ブームをつくった名車

90年代の後半から2000年代にかけて、日本の街を席巻したバイクがある。それはヤマハのマジェスティ250。それまでは普通自動二輪免許クラスのスクーターは実用性重視で、どちらかというとおじさんの乗り物という感じで、あまり人気がなかった。

そこでヤマハは新たに『2輪のスポーツセダン』というコンセプトのもと、これまでにない、スクーターの域を越えた、走って楽しい、大人のスクーターを作り上げた。

エンジンは水冷4ストロークSOHC単気筒。当時クラス最強レベルの最高出力21psを発揮。スムーズな加速で、走りもスポーティだった。

さらにスポーツバイクと同じ構造の『正立テレスコピックフロントフォーク』を採用、フロントには太い12インチタイヤを装着、高い剛性を持ったフレームなどを組み合わせることで、高速走行も安定。ロングツーリングが楽しめるレベルまで引き上げられていた。

機能として画期的だったのがシート下に設けられた『メットインスペース』。フルフェイスヘルメットが余裕で収まるばかりか、さらにA4サイズのバックや雨具まで収納できるほど大容量。そこにデザインのカッコ良さが加わり、スクーターとしては異例の大ヒット。1996年には250㏄クラスの国内登録数1位を獲得する快挙を成し遂げた。

99年に2代目が登場すると、他メーカーも巻き込んでビックスクーターブーム。さらにストリート系カルチャーの若者たちを中心としたカスタムブームが巻き起こったが、その中心にいるのはいつもマジェスティだった。

YAMAHA MAJESTY250
  • ■サイズ/全長 2,110mm×全幅 765mm×全高 1,330mm ■エンジン/4ストローク単気筒■排気量/249cc ■最高出力/21ps/ 6,500rpm ■最大トルク/2.4kgf・m/5,500rpm ■変速機形式/Vベルト式・無段変速

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