掲載日:2026年05月03日 プロが造るカスタム
取材協力/INTERCEPT 取材・写真・文/ガスグラフィックス

ブーム創世記より大阪のユーザーを支えてきた老舗店が、大阪府箕面市で営業を続けるインターセプトだ。シンプルでスポーティなスタイルと4輪タイヤは使わないというこだわりで、ライバルショップとも一線を画してきたプロショップである。同店代表の岡島さんは、当時から独創的なアイデアを形にしてきたが、その代表作のひとつとしてこのフォルツァを紹介したい。
一見するとノンエアロのロングホイールベーススタイルである。適度なフレームの長さと低さのバランス。そして、過度な装飾をしないことで、同店が目指すスタイルが正しく表現されている。しかし、リア回りを真後ろから見た際に気づく違和感。それがこのフォルツァの正体だ。
左右のリアテールに挟まれたセンター部が拡大されており、全体の雰囲気を注視すると、このリアカウルが左右に広げられていることに気づかされるのだ。具体的な数値は公表されなかったが、純正デザインのままで合計8cmほど拡大されたリアのボリューム感に、当時の08フォルツァユーザーが驚愕したのは言うまでもない。

当初はワンオフによるカスタムだったが、その後“BURI×2テール”(ブリブリテール)と名付けられ正式に商品化された。エアロ装着が定番中の定番とされていたあの時代に、純正を流用した独創的なアイデアは、インターセプトしか生み出せなかったと断言しても誰も否定はしないだろう。

リア周りにボリューム感を持たせるために、純正ボディをカットしてワイド化したBURI×2テール。左右のテールランプに挟まれたセンター部が拡大されているのが、ノーマルと比較して分かりやすいポイントだ。

そしてフロント周りは、ノンエアロの完全純正仕様。エアロを装着しなくても、フレームの長さや低さといった全体のバランスを整えることで、充分に見応えあるカスタムに変貌することを証明していた。

ホットラップ製サイレンサーをボディサイドにスマートに装着するため、エキパイをワンオフで製作。スポーティな雰囲気を意識したこの位置決めにもインターセプトのこだわりが感じ取れる。

ハリケーン製のセットバックホルダーを使うことで、ノーマルと比較して12mmほどポジションを後退。さらに、ウイルズウィン製ソリッドGハンドルを使用することで、快適なルーズライドスタイルを実現した。

フロントフォークを純正の向きと逆に装着することで、さらなるローダウンを目指した。一般的なバイクのカスタムからは想像を絶するアイデアだが、ルックス重視のビッグスクーターでは古くから活用されてきた手法だ。
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