掲載日:2026年04月15日 プロが造るカスタム
取材協力/PRO SHOP WAVE 取材・写真・文/ガスグラフィックス

ラップ塗装とグラフィックデザインで一際目を引き寄せられるヤマハ・マグザムは、車両製作をプロショップウェーブ、ペイントなどのグラフィック関係はヒロキックスと、湘南エリアの人気プロショップ&ぺインターによる強力なタッグによって仕上げられたものだ。
現在でも、ドリフトを中心とした4輪チューナーとして活躍するプロショップウェーブ。そして、プロペインターとしてモータースポーツやカスタム系など多彩な分野で活動しながら、自身はプロのジェットスキーライダーとして活躍するヒロキックス。この2社は“神奈川湘南スタイル”として、ビッグスクーター隆盛当時から業界を盛り上げてきた、語り継がれるべき存在なのだ。

これらのショップが得意としていたのは、独自のセンスが表現されたスポーツ系と、このマグザムのようなバッドボーイ系だった。特にこのマグザムは、メッキなどの輝き系アイテムを完全排除し、ブラックアウトに特化したスタイルが特徴である。究極の絞りとライダー側にプルバックさせたティラーバースタイルのハンドル周り。ヘビ柄シート。GTウイングとスポイラーという2段構えのリア周り。そして、ラップ塗装にグラフィックを重ねるというマシマシ系テクニックで、独特の雰囲気を演出した1台であった。
オーナーとビルダーが一丸となって作り出すビッグスクーターのカスタムの世界には、ルールに縛られない自由な表現方法が無数に存在する。そんな事を改めて思い出せてくれた唯我独尊マグザムが、20年近くも前にこの世に生まれていたことを、ぜひ記憶に残しておいてほしい。

現在も4輪各車種用のアイテムを数多くラインナップしているガレージベリー製のエアロを使用。チューニング系ユーザーに支持されるブランドだけに、当時のビッグスクーター用エアロにもシンプルでスポーティなデザインが採用されているのが特徴。ボディ同色のヘッドライト、スクリーン風の塗り分けなど、ラップ&グラフィックだけではない細部の仕上げも必見。

ハンドルは極端に絞り込まれ、なおかつライダー側にオフセットされたティラーバースタイルをワンオフで製作。

そのハンドルポストセンター部に鎮座しているのが、オートゲージ製auテク二バキュームメーターだ。エンジンの負圧の強さを計測し、アクセル開度や燃費状態を確認できるため、ハイパワーチューニング車ではなくても、乗り手の気分を盛り上げてくれる大切なアイテムとなる。

上はプロショップウェーブ製GTウイング、下はガレージベリー製トランクスポイラーと、リアスポ2段構えというワイルドなスタイルで決める。テールは完全ブラックアウトとし、リアカウルのグラフィックや各種ロゴなど、バッドボーイスタイルらしい雰囲気が溢れている。

シート表皮はヘビ柄を使用。一見すると奇抜に見える表皮だが、ラグジュアリーにもグリッターにも活用できる、見た目以上に用途の幅が広いアイテムでもある。

リアカウル内部にはワンオフで製作されたマフラーが鎮座。このマフラーが見えないスタイルを楽しめるのは、ヤマハ マグザムならでは。
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