ヤマハ YZF-R9 ABS(2025)

掲載日:2025年11月25日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/杉山 研二

ヤマハ YZF-R9 ABS(2025)
YAMAHA YZF-R9 ABS(2025)

軽量高剛性なフレームにフルカウルを装着
直列3気筒エンジンのスーパースポーツ

YZF-R9は、軽量で高剛性なアルミフレームに排気量は888ccの水冷3気筒エンジンを搭載したスーパースポーツモデルです。MT-09のパワーユニットをベースに、ミドルクラス最強のトラックパフォーマンスを目指しました。外観デザインはYZF-Rシリーズらしいスタイリングです。フロントカウルにはウイングレットも装備します。その一方で、乗車姿勢は過度な前傾は避け、シートも足つき性に配慮。スキルやステージを選ばない懐の深いモデルとなっています。

最高出力は88kW(120PS)/10,000rpm、最大トルクは93Nm/7,000rpm。エンジン音は、低回転域では排気音が心地よく耳に届き、高回転域では吸気音を強調したサウンドです。電子制御システムには、走行中の車体姿勢を推定する6軸IMUを採用。その情報をトラクションコントロールやスライドコントロール、リフトコントロールなどに活かします。エンジンの出力特性や各電子デバイスの介入度をセレクトできるYRC(ヤマハライドコントロール)モードも搭載しています。

アルミ製のデルタボックスフレームは、低荷重時の柔軟性と高荷重時の安定性を両立。しなやかで、なおかつ剛性の高いフレームです。また、フレームの単体重量は約9.7kgと非常に軽量です。サスペンションは前後ともにKYB製を採用。フロントフォークはボトム部へのオイル流入を制限するベースバルブの追加によって応答性を向上。リアショックはピストンバルブ先端に追加した微低速バルブによって、滑らかで安定した動きを生み出します。

メーターユニットは視認性に配慮した5インチフルカラーTFTディスプレイです。スマートフォンをブルートゥース接続することで、通話や通知の表示ができます。さらに、ラップタイム計測や走行データの可視化ができるアプリ「Y-TRAC Rev」も連携可能。車両重量195kg、燃料タンク容量14L、シート高は830mm。車体色はブルー、マットダークグレー、ホワイトの3種類。車両価格は消費税10%込みで149万6,000円 。2025年10月30日の発売です。

ヤマハ YZF-R9のここがポイント!
  • ● 軽量で高剛性なアルミ製デルタボックスフレーム
  • ● YZF-Rシリーズらしいスタイルとウイングレット
  • ● トルクフルで余力のある888ccの3気筒エンジン

ヤマハ YZF-R9のライバルはこれだ!

  • ヤマハ
    XSR900 GP ABS

    1980年代レーサースタイルのカウリングやセパレートハンドルを採用したスポーツヘリテージモデル。車両重量200kg、消費税10%込みで143万円。

  • アプリリア
    RS660

    並列2気筒エンジンを搭載したミドルウェイトスポーツモデル。最高出力73.5kW、車両重量183㎏。消費税10%込みで159万5,000円。

  • トライアンフ
    デイトナ660

    最高出力70kWの並列3気筒エンジンを搭載したデイトナシリーズのミドルクラスモデル。車両重量201kg。消費税10%込みで108万5,000円~。


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