ZEPPAN UEMATSU / Z系・CB400FOUR

貴重な車両を豊富な在庫の中から選べる幸せ
絶版車のメガディーラーが誕生！

四輪車を購入する場合、もっとも一般的なのは、ディーラーと呼ばれる販売店で購入するケースだろう。豊富なラインナップの中から予算に応じて、希望の車種を選ぶことができ、選択の範囲は悩ましいほど用意されている。なにかトラブルが起こったとしても心配は無用。納車されたあとはかゆいところに手が届く手厚いサービスが待っている。

同じ車両販売といっても、対極にあると言えるのが絶版バイクの世界だ。時を経るごとに個体数が減少するため、選択範囲は狭まるばかり。程度も様々で、保証が付かないケースも珍しくない。運良く程度の良い車両に巡り合えれば良いが、見た目はきれいでも、機械として「終わって」いた車両の場合、決して安くは無い車両価格に高額な修理代金が積み上がっていく。「絶版車購入はギャンブル!?」ライダーは多かれ少なかれ、そんな意識を抱えているのではないだろうか。

そんな絶版車販売の世界で、豊富な在庫量と充実したアフターサービスを同時に実現し、20年もの長きにわたりユーザーからの支持を集め続けるお店が絶版車専門の大型ディーラーウエマツである。同店の特徴は絶版車の購入にあたり、ユーザーが不安を抱くネガの部分、あいまいな部分を払拭し、クリアにしているという点だ。

ウエマツの明るいショールームに一歩足を踏み入れると、もはや街で見かけることさえ難しい、貴重な車両が所狭しと並ぶ光景に息を飲む。特に人気モデルであるZ系、CB4000FOURの在庫は潤沢で、整備前の状態ながらそのコンディションは実に良好。多少カスタムを施された車両もあり、色や年式、価格を比べ、好みのものを選ぶことができる。

ウエマツでは、この販売車両すべてに70項目に及ぶ点検、整備メニューが用意され、その自信の現れとも言える整備保証書をつけている。これは個体で程度が違う中古車に一定の基準を設け、しっかりと乗って楽しめる水準にまですべての販売車両のコンディションを均一にすることに成功している。さらにこの70項目の点検、整備が行われる工場のスペースは、従来の販売店に無いほどオープンだ。ガラス張りとなっているので中を覗くこともできるし、希望すれば整備スペースに立ち入ることも可能。愛車の整備状況を確認しながら、メカニックの方から説明を受けることができる。オーナーの知らぬ所で大整備が行われ、大請求書が届くといった話とは無縁だ。

「絶版車を買うのに特別な気構えや知識はいらないんです。現行中古車を購入するような気持ちで、是非一度ウエマツに車両を見にきてください」と店長の枝川さんは語る。良質で豊富な在庫車両と安心できるアフターサービス。絶版車の販売において一見不可能とも思える二つの要素を一つの店舗で完結させた、絶版車ディーラーウエマツ。絶版車に対して、敷居が高いと感じる我々が意識を変えなければいけないと実感した。

忙しい中、快く取材に応じてくれた、ZEPPANウエマツの店長で営業主任の枝川寿さん。ウエマツには常時20名近くのスタッフがいるが、枝川さんを筆頭に、その全員がきさくでとてもフレンドリーだ。

車体の横幅から大きくはみ出たエンジンが圧巻の6気筒モデル。CBX1000とZ1300も店頭在庫があった。在庫されていない車両をリクエストして、探してもらうこともできる。

Z系・CB400FOUR Detail Check!

ショールームには家族連れでお店を訪れるにはありがたい、キッズスペースを完備している。絶版車の購入に対して、広く門戸を開いている証拠だ。

「整備で大きくなった」といって、はばからないウエマツの整備スペースはその言葉を裏付けるように広さ、設備ともに充実している。しかし良質な整備の提供はあくまでサービスだという。高くて程度の良いものは当たり前。手頃な価格で程度の良い車両と、ユーザーに負担を強いることなく深くまで踏み込んだ重整備を提供するための設備と人員がしっかりと整えられている。

らせん階段を上がり3階にたどり着くと、これも圧巻の品揃えを見せる中型マシンのショールーム。ここで多いモデルは、CB400FOURとカワサキの2ストトリプル。次いでZ400FX、GS400などが多い。