長崎~阿蘇~宮崎

掲載日:2007年04月28日 ツーリング情報局九州エリア    

日々感動を求めて
九州を駆け巡ります

イメージみなさんはじめまして!

九州エリアを担当させていただくことになりましたDAIです。バイクに乗り始めてはや18年。とにかく目的なしに走ることが楽しく、いろんなバイクを乗り継いできました。いまではさらに眺める喜び、イジる喜びを兼ね備えたハーレーと一緒に楽しい日々をすごしております。こいつと共にドコドコ、はりきってツーリングレポートをしていきますよ! ツーリングレポートは学生時代に投稿した某オートバイ雑誌(たしか、ツーリング情報局というコーナー)への掲載以来です。そのときのツーリングレポートのなかで心に残っていることが一つあります。キャンプ場が見つからず、たまたま飛び込みで入った民宿のおかみさんの言葉。「わたしは一日に一つ、感動しようと努力しているの」。まだ20前半だった私はその言葉にピンときませんでしたが、最近ようやく意味が分かってきました。年を重ねるごと「感動」と疎遠になってきますが、それは同じ経験を重ねているからであり、重ねない「努力」をすれば、「感動」はまたやってくるのだと、そういうことなのでしょうね。おかみさんが生き生きとそう話されていたのが頭に浮かびます。これからの私のレポートも、「感動しようと努力」したレポートしますので、その感動がみなさんと共有できれば幸いです。長崎県在住、自身の実家が宮崎、かみさんの実家が鹿児島と年に2回は九州を1周しますので(笑)、ツーリングだけにとどまらず、帰省道中での名所・グルメ等も含めた形でレポートしていければと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

今回のコースは、長崎~阿蘇~宮崎・九州横断の旅です。長期連休(5月3日~)、そしてハーレー乗りが多く集まるイベント「阿蘇チョッパーミーティング」が阿蘇で開催中!ということで、熊本・阿蘇経由、里帰りを兼ねた旅に出掛けることにしました。

きつねのメイクの人がお出迎え
大分の「桂茶屋」で一休み

イメージ長崎から阿蘇へ向かうルートは大きく2つあります。北へ上り東へ国道と高速で「佐賀→福岡→大分」走るルート、南へ下り「島原→熊本」フェリーで東へ渡るルートです。今回は、一般道の渋滞を避けるため、高速で一路阿蘇を目指します。「大村IC」から長崎自動車道に乗るとすぐに大村湾を眺めることができます。「東彼杵IC」までの十数kmは国道34号線と並行して走りますが、国道よりも一段高いところにありますので、大村湾をより一層雄大に感じます。GW期間中ということもあり車も多いですが、やはり「阿蘇チョッパーミーティング」開催期間ですから、すれ違うアメリカンバイクは半端じゃなかったですね。そんな鉄馬をみるたびに、阿蘇に着く前からすでにアゲアゲ状態でした。「佐賀県→福岡県」と九州を横断し、大分県入り「九重IC」から高速を降りました。山に囲まれたワインディングロード・県道40号を南下し、途中の「桂茶屋」で小休止。

「いらっしゃいませだこ~ん」

イメージ…(笑)。ここはすごく個性的な茶屋で、地元の名産品もさることながら、お店の方々の格好、化粧、しゃべり方がすごく個性的です。みなさんキツネのメイクをされて、すべての語尾に「こ~ん」をつけてお出迎えです。笑いをこらえつつ、茶屋内を見渡すと、地どれ「山女魚」の炭火焼のお品書き。清流に生息し、とても神経質なこの魚を食することはなかなかできないのですぐに注文しました。お店の前で、串焼きしている「山女魚」を皿代わりの紙と一緒に手渡されます。店内のいすに腰掛け、丸々と太った「山女魚」を背中からがぶりっ。上品ではあるが脂ののった山女魚は絶品でした。ほかにもお団子(ひとつひとつが卵大!)も名物で、渓谷に張り出した温泉、天狗の滝なども楽しめるとのこと。またゆっくり立ち寄ろうと思いました。

やまなみハイウェイを抜け
阿蘇チョッパーミーティング会場へ

イメージ桂茶屋を出て、県道40号をさらに南下。やはりGWですね。ここも大変混んでおり、徒歩並みの速度で進みました。張り出した絶壁を横目にみながら5kmほど走ると、大きな吊橋がみえてきます。昨年末にオープンした人道つり橋としては日本一の大つり橋です。立ち寄ろうかと迷いましたが、これまでの渋滞で予定オーバー。次回のお楽しみということにしておきましょう。つり橋をすぎると、そこからは下りになります。県道621号を経由し、「やまなみハイウェイ」で有名な県道11号へ。この道路は、大分県別府市から熊本県一の宮を結ぶ全長58kmの幹線道路(1994年までは有料道路だったそう)です。特に九重・阿蘇地帯は、広大な草原が道路の左右に広がり、九州屈指の大パノラマを体いっぱいに感じることができます。季節も最高、すれ違うライダーとピースサインを交わしながら進みます。最後のワインディングロードを越えると、眼下には「阿蘇チョッパーミーティング」会場である「三愛レストラン」が見えてきました。会場に入ると最終日ということもあり、アメリカンがたくさん! レストラン裏の芝エリアに整然とバイクが並べてあります。レストラン側駐車場も入れると1000台以上はいるのではないでしょうか。毎年、会場には足を運んでいますが、いつきてもバイクの数は圧巻ですね。

イメージ三愛レストハウスを後にし、国道442号線を東に走ります。やまなみハイウェイ、阿蘇方面は混んでいましたが、ここはスムーズに流れています。竹田市を過ぎ、国道502号に乗り換え三重町へ。30分ほど走ると「道の駅 きよかわ」が見えてきました。お昼もまだでしたので、ちょっと遅いですがランチとしましょう。ここは地どれ物産館のほかにお食事処が8店舗もあり、どこにしようかと迷いましたが、大分といえば「鳥天」。鳥天の文字を見つけると、すかさず店内に入りました。道の駅きよかわの「田舎八」というお店です。ここは豆腐と地場産素材をふんだんにつかった田舎料理店で、なにか懐かしいような、かといって普段は味わえない料理に新鮮さを感じました。畳の座敷で食事をとりましたので、そのままごろんと小休止。休日の昼下がり、長距離走行の疲れを癒しつつ、地元・日向までの体力を温存するのでした。帰省道中はややもすると移動だけになりがちですが、今回のように普段は通り過ぎてしまうひとつひとつを意識することによって、新たな発見や出会いがあるのだなぁ、と再認識しました。また新しい発見を求めて走りまわりますので、次回のレポート楽しみにしていてください。

>> 今回のルートマップはこちらから

スポット紹介

桂茶屋

住所/大分県玖珠郡九重町田野九酔渓

電話/0973-79-3744

営業/8:00~18:00(12~2月は8:30~17:30)

定休/不定休

九重夢吊り大橋

住所/大分県玖珠郡九重町田野1208

電話/0973-73-3800(管理センター)

営業/8:30~16:30(4/1~5/31、10/1~11/30)

   8:30~17:30(6/1~ 9/30)

   9:00~15:30(12/1~3/31)

定休/12月31日、1月1日。
   その他気象状況によって。

三愛レストハウス

住所/熊本県阿蘇郡南小国町瀬の本高原

電話/0967-44-0011

営業/8:30~17:30(季節により変動あり)

定休/年中無休

URL/三愛レストハウス

道の駅 きよかわ

住所/大分県豊後大野市清川町砂田1574-1

電話/0974-35-2117

営業/物販施設7:30~18:00、
レストラン 10:00~16:00

定休/年中無休

DAI
プロフィール
DAI

32歳。長崎県在住。ハーレー「FXDL」に乗り、陽気な仲間と九州中を駆け巡るバイカー。仲間と「ぶらっくさんだー髑髏軍団」なるMCを主宰しているものの、決してコワモテではない。その素顔は陽気で優しいお父さんだという噂。

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