関東最東端を満喫!千葉県銚子市を巡る探索ルート

掲載日:2017年02月14日 ツーリング情報局関東エリア    

走行エリア/千葉県
走行した道/国道296号線、東総広域農道、県道73号線、国道365号線、県道244号線、県道254号線、県道286号線、国道126号線、県道30号線、県道58号線
投稿者/プラムフィールドさん 取材日/2017年01月28日

ツーリングレポートの画像

関東最東端で見た震災復興の証
犬吠埼の白いポスト

2017年を迎え1月最終の土曜日。前の週までに比べて気温がグッと上がった快晴のこの日、温暖な地である千葉県銚子市を巡るツーリングに出かけました。この日の集合場所は、千葉県香取郡多古町にある、道の駅多古でした。

まだ寒い時期という事から、集合時間は10時と少し遅めに設定されていたものの、自宅を出発する時間帯は6時から7時と放射冷却の影響もあり、この日の最低気温となる時間帯であったため、ハンドルをつかむ手の冷たさが厳しい出発となりました。

しかしながら、集合場所である道の駅多古に近づく頃になると快晴の下、気温がグングンと上昇し最高のツーリング日和を迎えることとなりました。集合場所に集まったのは5台のバイクでしたが、ツーリングが進むにつれ、増えたり減ったりの旅となりました。

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道の駅多古からは、国道296号線を南下します。このまま南下して国道126号線へ入っても良いですが、今回は車通りの少ない広域農道を走るルートを選択しました。

広域農道へのアクセスは、国道296号線を少し走ったところで現れる案内看板に従います。看板後の信号のある交差点を左折すると、東総広域農道の看板と共に、左右に田んぼが広がる農道に突入します。この東総広域農道は、栗山川の支流沿いを走る農道であり、見通しが良く信号も少なく、かつ車通りも少ないためバイクで走るには快適です。

ひとつ難を言うならば、広がる景色の変わり映えの無さでしょうか。途中山があったりもしますが、基本は田園風景が延々と続きます。東総広域農道は、始まりと終わりに看板が設置されており、その終わりが明確になっています。多古町側からの終端では、正面の山の上に風力発電用の巨大な風車を見る事ができます。

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東総広域農道の終端では、交差点の信号を左折して県道73号線に入ります。県道73号線では、県道265号線との分岐を右斜めの坂道へ入ります(県道73号線方面)。

ここの分岐は、ゆるい右カーブの終端に位置するため少々わかり辛いので注意が必要です。県道265号線との分岐を通過した後は、県道73号線を道なりに進み国道356号線、通称"利根水郷ライン"を目指します。このあたりの道に差し掛かると、ところどころに風力発電用の風車を見る事ができるようになります。

内陸ではあまり見る事ができませんが、生活に近い所に沢山の風車が設置されている事に驚きました。国道356号線の手前を直進すると、有料道路である"利根かもめ大橋"に入ってしまうため、案内板に従って手前の脇道を左に入り、突当りの信号を右折する事で国道356号線(利根水郷ライン)に入ります。

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ここまで来ると、周囲の雰囲気も漁港の街といった感じになってきます。あまり知られていませんが、というか私が知らなかっただけかもしれませんが……。銚子漁港は、5年連続で水揚げ高が日本一になっている漁港なのですね。

道なりに漁港方面へ向かって行くと、市街地を抜けるあたりで若干の渋滞にはまりました。おそらく1本道をずらせばこの渋滞は回避できると思うのですが、知らない土地だとどうしても大きな道を選択してしまいますね。

そうこうしているうちに、銚子漁港駐車場脇の"浜めし"さんに到着しました。お店のすぐ裏が漁港の駐車場となっており、来店者はこの駐車場を利用できるとの事です。12時にはだいぶ早い時間に到着したのですが、既に店の前には列ができていました。"浜めし"さんはこのあたりでは有名なお店で、今回は見事な盛りの五色丼をいただきました。新鮮なネタ満載で美味しく満腹になりました。

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"浜めし"さんを出た後は犬吠埼灯台に向かいます。海沿いの県道254号線をゆったり進むと到着します。

ここでは灯台と同じ色に塗られた白いポストや、銚子商業高校の生徒さんが考案したというぬれ煎餅アイスなどを堪能し、青空の下の素晴らしい景色をゆったりと眺めることができました。

犬吠埼からの景色も十分に素晴らしいのですが、もう少し上からも見てみたいと思い地球の丸く見える丘展望館を目指しました。地球の丸く見える丘展望館は、県道254号線を道なりに進むと現れる案内板に従って進む事で、辿り着く事ができる小高い丘の上の建物です。館内に入るには入館料が必要になりますが、友愛の碑が設置された手前の丘からでも十分な景色を眺める事ができます。

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続いての行き先は、地球の丸く見える展望館からも見えた屏風ヶ浦を間近で見る事ができる銚子マリーナです。銚子マリーナまでのルートも地球の丸く見える丘展望館の駐車場から、案内看板に従って進む事となります。

途中、鋭角なUターンを行う箇所が1箇所あるので、その点を気を付けてください。銚子マリーナでは、高さ約60mにも及ぶ断崖が約10kmも続く壮大な断層である屏風ヶ浦をゆったりと眺める事で、日々の忙しさを忘れる事ができるかもしれません。

銚子マリーナからは、県道254号線へ向かい県道254号線と県道286号線の立体交差の手前を左に入って行く事で、県道286号線 通称"銚子ドーバーライン"へ入る事ができます。うっかり立体交差をくぐってしまうと、沿岸の道から離れたところへ行ってしまうので、気をつけて下さい。

銚子ドーバーラインは、荒野を思わせる真っ直ぐな道で左手に時折見える海が印象的です。車通りはそれほど多く無くゆったりと流すクルーザー系のバイクが特に似合いそうな道でした。

県道286号線を道なりに進むと、三崎町2丁目の信号で国道126号線とぶつかります。これを左折して少し沿岸から離れたこの道をさらに進み、飯岡バイパス東口という信号で県道30号線へと入り、再び沿岸沿いの道を走ります(通称"九十九里ビーチライン")。

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九十九里ビーチラインは、九十九里海岸沿いを走る道であるため夏場は混雑が予想されますが、この時期は割と空いていました。

延々と続く道は少々退屈しますが、迷う事が無いのでその点では良い道かなと感じました。道なりに約30分程進んだ頃、中下という交差点を右折して県道58号線、通称"芝山はにわ道"へ入ります。この道を進むと右手に道の駅オライはすぬまが現れます。

長い九十九里ビーチラインを進むうえでの眠気覚ましや休憩に立ち寄るのが良いと思います。今回はマスツーリングで各立ち寄り場所でゆっくり過ごしたため、道の駅オライはすぬまに到着した時点で16時近くになってしまいました。

ここから先に進むと次の目的地に到着する頃には真っ暗になってしまうと思われたため、今回はここから西南へ進み東金ICから千葉東金道路へ乗って、解散となりました。

まだまだ寒い季節、温暖な千葉の道をゆったりと走るツーリングはいかがでしょうか?心も体もリフレッシュできるかもしれませんよ?

立ち寄りポイント・スポット紹介
  • ● 道の駅多古(千葉県香取郡多古町多古1069-1)
  • ● 浜めし(千葉県銚子市竹町1545-8)
  • ● 犬吠埼灯台(千葉県銚子市犬吠埼9576)
  • ● 地球の丸く見える丘展望館(千葉県銚子市天王台1421-1)
  • ● 銚子マリーナ(千葉県銚子市潮見町15)
  • ● 道の駅オライはすぬま(千葉県山武市蓮沼ハ4826番地)

レポーター プロフィール
プラムフィールドさん
所有バイク/DUCATI S2R800
さまざまな車種を乗り継いできましたが、結婚を期にすっかりバイクから遠ざかってしまっていたところ、昔あこがれていたバイクに偶然出会い、気軽に楽しむをモットーに復帰したリターンライダーです。

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