福島県いわき市~東白川郡

掲載日:2009年08月27日 ツーリング情報局関東エリア    

このレポートは BMW BIKES Vol.42 (2008年3月15日発売)掲載の『BBC Report』を再編集したものです。

ツーリング情報局

春を感じて

2008年最初のレポートは首都圏からすぐ近くなのに、あまり知られていないスポットを紹介したいと思います。常磐道いわき勿来ICを降り、国道289号線は、四時(しどき)川に沿って走っています。多少狭い所もありますが、信号も少なくいつ走っても快適です。棚倉方面に向かう途中、国道349号線と交差する所に、「鹿角平(かのつのだいら)観光牧場」があります。山間部に突然現れるこの観光牧場。すり鉢状になった真ん中を貫く道の周囲には牧草地が広がり、春が深まれば目にまぶしい新緑に染まります。まるで北海道の牧場を彷彿させるような場所で、周りを山々に囲まれ、静かで一日中草の上に寝転んでいたいくらいです。  国道289号線を勿来市内の方向に進むと、「勿来の関」の跡があります。ここは、古くから和歌の歌枕の地として知られ、多くの歌人達が歌を詠んでいます。昔の街道風に整備された道を上がって行くと、小高い山の上にある「勿来の関」跡からは、雄大な太平洋が見えます。

 

 

四時川沿いの国道289から349号線のルートは快適な道が続きます。飛ばしすぎにご注意を。

四時川沿いの国道289から349号線のルートは快適な道が続きます。飛ばしすぎにご注意を。

せっかくこの地を訪れたのなら、ぜひ足を運んで食べていただきたいお店があります。それは、同じいわき市内に小名浜漁港がありますが、その小名浜漁港の魚市場前にある食事処の「うろこいち」です。このうろこいちは、お世話になっているバイク屋の社長さんに教えてもらい行ってみました。新鮮な魚介類を使った料理は、刺身から煮魚、焼き魚など種類が豊富で、量もたっぷり。丼ものには、すべてかに汁がついていますよ。 冬の間、頭の中で思い描いたプランを実行してみてはいかがでしょうか?

「勿来の関」跡入口では、馬に乗った源義家の銅像が出迎えてくれます。

「勿来の関」跡入口では、馬に乗った源義家の銅像が出迎えてくれます。

 

「うろこいち」のびんちょうハラス丼(1250円)。

「うろこいち」のびんちょうハラス丼(1250円)。

スポット紹介

うろこいち

住所/いわき市小名浜字栄町66~40

電話/0246-54-1233

営業時間/8時~17時

定休日/水曜

URL/ウェブサイト

鹿角平観光牧場

住所/東白川郡鮫川村大字渡瀬字青生野234-1

電話/0247-48-2010

開園期間/4月中旬から11月上旬まで

URL/ウェブサイト

坂本 陽勇さん Teruo SAKAMOTO (BMW BIKES Correspondent)
プロフィール
坂本 陽勇さん
Teruo SAKAMOTO (BMW BIKES Correspondent)

茨城県稲敷郡在住。雪がほとんど降らない気候と信号の少ない田舎道。地元でみつけたライダーに適した環境をBMW R1100RTで愉しみながら、茨城、栃木、千葉、福島などのエリアもカバーする。

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