掲載日:2011年09月21日 ツーリング情報局 › 中国エリア
投稿者/高野 武士さん | 取材日/2010年 夏
妖怪パワーで暑気払い?
鳥取を代表する名所をご紹介
妖怪の漫画「ゲゲゲの鬼太郎」で有名な、漫画家・水木しげる氏の故郷が鳥取県の西部の町、境港市ということから、今、境港市は妖怪の町として最近めきめき名を上げています。今回はその境港へ「真夏の暑気払いは妖怪パワーでふっ飛ばせ!」とばかり出掛けてきました。
JR境港駅前から商店街までの沿道約800mの両側には、136体の妖怪のブロンズ像が観光客を出迎えてくれます。この沿道は「水木しげるロード」と呼ばれ、親しまれています。ブームに拍車をかけたのは、今年の春から始まったNHKの連続テレビ小説「ゲゲゲの女房(しげる氏の妻、武良布枝さんの自伝小説が原案)」の放映の影響が大きく、5月のゴールデンウィークには過去最高の観光客が訪れたそうです。なにしろ、JR境港線(米子~境港間)の米子駅0(霊)番線から鬼太郎列車が走っていますし、列車の外装と内装には鬼太郎とその仲間が彩りも鮮やかに描かれているほどです。路線区間に16ある駅には全て妖怪の愛称をつけています。境港駅は「鬼太郎駅」、米子空港は「米子鬼太郎空港」、境港と隠岐島を結ぶフェリーは「鬼太郎フェリー」、市内を走るタクシーは「鬼太郎タクシー」という愛称をつけるほど境港市は妖怪を観光のポイントにする熱の入れようです。
そもそも、暑いだの寒いだの雨だ風だ雪だなんて気にしているようでは、バイク乗りだといえるか、なんて強気で出掛けたのですが、気温30度を超える暑さは、さすがに身体にこたえ、とても暑気払いとは行きません。それでも、古い町並の街路の両側はアーケードが設置されていて、さまざまな表情を見せる妖怪たちをゆっくり観賞できますし、疲れたら鬼太郎の名のついたレストランや休憩所で休めます。水木しげる氏の集大成を展示した「水木しげる記念館」もあります。休日は親子連れ、平日は中高年の人たちが多いとは土産物屋のお嬢さんの話です。子供の頃、夏の夜にお化けの話を聞いてゾクゾクとした寒気を思い出し、時には童心に返って妖怪巡りで暑気払いはいかがでしょう。 |
| 境水道に架かる境大橋。島根半島と弓ヶ浜半島を結んでいます。左側は民謡「関の五本松」で有名な美保関。境港は日本海側最大の水産都市で紅ズワイガニが有名。隠岐島と結ぶフェリー(鬼太郎フェリー)や水中翼船の発着港でもあります。 ここが「水木しげる記念館」。漫画家・水木しげる氏の資料が展示してあります。 |
スポット紹介
BBC Report の企画時から中国エリアを担当、8年目を迎える齢73歳の最年長レポーター。これまでの愛車は BMW R100RS、R1100RTと乗り継ぎ、現在は F800ST を駆る。氏曰く「大きさ、車重ともにちょうど良く、デザインもグッド。これにボクサーエンジンを載せてくれたら最高」とのこと。BMW版スクーター「Concept C」の正式発表を楽しみに、今日も元気に各地を走り回っている。
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