秋吉台ツーリング

掲載日:2007年10月28日 ツーリング情報局中国エリア    

秋吉台までは名道多し
走る喜びが実感できます

こんにちは。暑さにかなり弱いアタシは、この夏通勤くらいでしかバイクに乗っていませんでした。なのに見事な見事な日焼けっぷり。肌メンテをしない横着者は色白バイカーには絶対なれそーにないですねー(汗)。では早速レポートに。今回、目指すは山口県の秋吉台です。朝日を見ながら、星空を見ながら走り込んだコースをご紹介します。

イメージ広島市内から国道2号、岩国方面へ向かいます。玖珂を過ぎたあたりで、国道376号に右折、突き当たる国道315号を右折し、津和野・須佐方面に向かいましょう。この道がかなりいい! アタシの中では見事名道入りの素晴らしい道でした(笑)。信号もほとんどなく、行き交う車も少ない。黄金色の田園風景が広がる中を颯爽と駆け抜けることができます。ココはほんとに爽快の一言。名所らしいところはほとんどないルートですが、バイク乗りにはきっと気に入ってもらえるはず。…こういう道はつい停まらずに駆け抜けたくなるのですが、編集部T氏に「気持ちいい道でこそ我慢して停まり、撮影してください」と言われていました。が、この道では一度も停まることなく、止まる気なく走り抜けてしまいました(笑)。でも、走りながらの撮影を行ったので雰囲気は伝わるでしょう? 

イメージ次に道の駅「うり坊の郷」が見えてきたら、手前を左折、県道13号から11号へ続く道を萩市へと向かいます。国道191号にでて島根方面に少し走り左手、日本海に突き出た笠山に入ります。笠島は世界最小の火山なんですが、ここにはおもしろい池があるんです。魚のえさが売ってたので、てっきり鯉でもいるのかと思いきやよーく見ると、タイ?フグ?エイがおる!? 地元の人に聞いてみたら、この明神池は山が溶岩でできているため、溶岩の隙間から池に海水が入り魚が出入りしているそうです。天然の釣り堀状態、思わず釣りに耽りたくなりましたが、今日はレポーターとして訪れているので我慢っ! 気を取り直して、池の目の前にある「いそ萬」で昼食を。2階が食事スペースで明神池を見下ろしながら頂きます。選んだメニューは「イカイカうに丼」。そそられるネーミングです。「今まで食べてきたイカは何じゃったん!?」ってくらいやわらかくって激旨でした。1階がお土産物屋、お店の前ではサザエやイカなど焼いていて手軽に食べることができますよ。

地上に広がる緑の大地
地下には無数の鍾乳洞

イメージ国道191号に戻り、萩方面へ向かうとすぐに萩の城下町が見えてきます。一応ここにも寄ってはみたものの、9月中頃のツーリングはまだまだ猛暑で、あまりの暑さに歩いてまわることは不可能でした。江戸時代に栄えた城下町、落ち着いた雰囲気の白壁の街並みです。涼きにぜひ立ち寄ってみてください。萩市を抜けて宗頭を左折、県道28号へ。山の中に入ります。ここもかなりいい爽快ルート! 黙々と走り込みたくなってきます。県道32号に入ると、秋吉台はもうすぐ近く。そして現れたのは、緑の大地と青い空! 「うわーーーっ」って今回も叫んでしまいました(笑)。なだらかな草原の中に白い石灰岩がのぞいてる壮大な景色の中、存分に走り抜けましょう。ここね、たまんないです! さすがにここでは(ちゃんと)バイクを止めて撮影。ただ風の音だけが聞こえる場所…そんな中言葉を忘れしばらく景色を眺めていました。10月下旬あたりからは一面ススキの大地に秋めいていくそうで、また違った景色を楽しむことができるのだとか。秋吉台は石灰岩でできた日本一広いカルスト台地ですが、このカルストロードはほんの数キロなので
あっという間に走りきってしまいます。きっと、物足りなくって何往復もしたくなると思いますよ。

イメージさて、お土産物屋が立ち並ぶあたりにでたら、ちょっとバイクを止めて、秋芳洞へ入ってみることにしましょう。この秋吉台の地下には何億年という歳月の中でつくられた鍾乳洞が数多くあります。さっき爽快に走った草原の地下に鍾乳洞が広がっているらしい…。ここには一般にまだ入れない洞窟も含めて、450近い鍾乳洞があるそうです。穴だらけですねー。そんな数多くある鍾乳洞の中でも、東洋一とも言われているのがここ秋芳洞。洞窟の広さと幻想的な様子に驚かされました。ただですね、いくら幻想的とは言え、見学は結構キツかった…。秋芳洞の見学コースは約1キロなんですが、洞窟内の高低差が約40メートル。見学後はバス、タクシーで入り口まで戻るか、コースを歩いて引き返すか、を選ばなければなりません。エンジニアブーツは重いんですっ。必要以上に歩きたくないんですっ。平日はバスは運休らしく、あいのりでタクシーに乗り込みました。。不便さを(かなり怒!)感じましたが、元気よく往復歩ける方は平日でもぜひどーぞー!

吸い込まれるような青さ
別府弁天池は外せません

イメージ夕方ちかくなり、そろそろ帰ろうかと思ったんですが、ものスゴク青い池が近くにあることを知り、行ってみることにしました。秋芳洞から30分もかからない距離でした。県道31号を走っていると、ちょっと見落としそうな看板なんですが「別府弁天池」とあります。狭い路地を走り抜けると広い駐車場があり、ここから歩いてすぐの「別府厳島神社」の境内にその池はありました。日が暮れそうで、まわりは薄暗かったのに、それでも鮮やかな青さに映る池。…ありえん青さ。カルスト台地から湧き出るこの水は、日本名水百選にも選ばれているそう。ここはきてよかったなぁ。帰りのルートは、国道376号、山道をのんびりと走る予定でしたが、秋吉台を満喫しすぎたため、あたりはすでに薄暗い。山道は苦手なアタシです。暗闇の中の峠越えは危険と判断(笑)、安全ルートに変更します。秋芳洞から県道490号にでて山口市内に向かいましょう。すぐに道の駅「みとう」が見えてきます。ここは行く前からチェックしていたんですが、栗とか柿と、変わりどこのソフトクリームがあるんですよ。ものすごく楽しみにしていたんですけどね。アタシとしたことが、その時食欲がなくって食べられませんでした(栗ぃ…)。国道435号に入り、小郡方面国道9号を南下。アタシの大キライな渋滞が多い国道2号で戻ります。このあたりの国道2号は「小郡バイパス」、「防府バイパス」が通っていて、信号がほとんどなくかなり爆走できました。あ、もちろん制限速度は守ったはずですよ(笑)。

今回の走行距離は450キロ程。猛暑の中のツーリングは少々キツかったです。でも、やっと涼しくなってきてツーリングには絶好の季節がきましたね。寒い中走るのが大好きなアタシには、これからの時期が楽しみです。もっと距離伸ばして、名道を(できるだけ停まらずに)走り込んできます♪

>> 今回のルートマップはこちらから

スポット紹介

いそ萬

住所/山口県萩市越ヶ浜4区6449-2

電話/0838-26-6420

営業/11:00~16:00

定休/不定休

秋吉台・秋芳洞 観光サイト

URL/http://www.karusuto.com/

道の駅 みとう

住所/山口県美祢郡美東町大字大田字近光
   5480-1

電話/08396-2-2500

AKI
プロフィール
AKI

広島市中区にてインディアン&ハンドメイドジュエリーを販売する「 STRANGE BIRD 」を主宰する。休みになると愛車のハーレーFLSTSCに跨り、体力の続く限りアチコチを走り回るタフな女性ライダー。男性ライダーからも一目置かれているとか。

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