掲載日:2009年09月16日 ツーリング情報局 › 東海エリア
今年は大正98年!?
日本大正村へ
現在は恵那市となっている旧明智町は、三日天下の明智光秀公ゆかりの地。城跡など数々の史跡も多いのですが、この町は「日本大正村」として街全体がテーマパークの様に整備されていることで知られています。
日本大正村は文芸写真家の沢田正春氏と観光協会によって発案されました。「古き良き時代を再現したかったのではなく、町をそっくりその空気で包みたかった」と公式HPでも表現されている様に、大掛かりな施設がある訳ではなく、街中に点在している昔からある建物に手を入れ、街全体に大正時代の雰囲気を醸し出しています。
まずは駐車場から黒壁に囲まれた大正路地へ。黒い羽目板は数個の桟で取り外すことができ、火災の際には下地である土壁が防火壁となって延焼を防ぐ仕組みになっている優れもの。その先、坂の途中にあるのは「日本大正村役場」です。瓦屋根に寄せ棟造りという、大正時代には「モダン」と讃えられた建築様式です。
現在は観光案内所と無料休憩所を兼ねた建物であり、日本大正村を支えている役員さん達やボランティアの方々が待機されているので、いろいろと質問してみるのも良いかもしれません。 |
| 村の中心ともいえる「村役場」。ちなみに初代村長は高峰三枝子、現村長は司葉子。 |
日本大正村には、大正ロマン館、大正時代館、大正村資料館、天久資料館、おもちゃ資料館と5カ所の有料施設もあり、大正時代に関する様々な資料を見る事ができます。
今年2009年を大正元年から数えてみると、大正98年ということになります。つまり再来年2011年には大正100年と言う事で、「大正100周年祭」が開催される予定されているとか。まさに「世紀の一大イベント」の下見も兼ねて、是非一度走りに行ってみてください。
スポット紹介
1973年/静岡県生まれ。2009年に転勤のため千葉へ。山間の集落や、海辺の漁村などをノンビリとツーリングし、土地ならではの食材や地酒探しをするのが一番の楽しみ。天下無敵の雨男のため、仲間からのお誘いがすっかり減ってしまったのが最近の悩み。
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