岐阜~滋賀の旅

掲載日:2006年08月28日 ツーリング情報局東海エリア    

岐阜西部のオススメルート
山間部の快走路を紹介します

イメージこんにちは。スーツ姿でチョッパーに乗り、会社帰りにアニメ屋へ寄って来た猫好きです。日常ですが、なにか? 今回は編集部のターミー卿より「もっと猫さん色を出しても良いよ」とのお言葉を頂けたので、いつもより馬鹿というか、他人の目を気にしないというか…フランクな文体でコラムを書かせて頂きます。お見苦しい所がありましたら、即刻ブラウザの戻るボタンをお押し下ください。どうでも良い前置きはこれ位に致しまして。前回のツーリングコラムは岐阜の北部と東部を走りましたので、今回は岐阜西部をメインとしたツーリングコースをご紹介します。愛知、岐阜、三重、滋賀の県境を走るようなコースなので、お近くに今回紹介したルートが通っていましたら、是非とも一度走りに行って見て下さいな。

今回の出発地点も名古屋です。理由は私の家が名古屋だから。相方と2人で、琵琶湖北部の「木之元」へ向けて出発です。とりあえず名古屋から出るため、流れが早いものの、道はつまらない国道22号と21号を走って距離を稼ぎます。馬鹿なトークをしているうちに、今回の本当のスタート地点へ到着。国道21号と、417号の交差地点です。ここからはやっとツーリングらしい楽しい道が続きます。417号を道なりに走り、国道303号へ入ります。303号は山間の川沿いを走る道。ダムもところどころで見ることができます。峠以外は道幅も広く、道の駅も目的地までに2つあります。…私が紹介するツーリングルートって、川沿いばっかりですね。今まで何度も走ったことのあるコースですが、今回走ってみて新たに発見したことがあります。それは317号に入り、揖斐川沿いを北上していく道中にある「道の駅 星のふる里ふじはし」の中にある“そば処 藤橋庵”が結構おいしかったこと。少なくともウチの近所にある某巨大和食チェーン店より安く、量もあって味も良い。蕎麦好きの方は是非。この道はバイク乗りも良く走っており、普段は道の駅に何台ものバイクが止まっています。しかし、今日は超晴天にも関わらずバイクが少ない…バイクどころか車も少ないのです。何でなんだろう?

303号が通行止め
目的の廃墟はすぐ側なのに…

イメージその理由はすぐに分かりました。国道303号が、八草トンネル付近で全面通行止めとなっていたのです。…いや、事前に通行止めの案内板は出ていましたよ。ですが、バイクなら通行止めでも通してくれるんじゃないかな、と踏んで走り続けていたのです。道は完璧に封鎖されており、オフ車でも強行突破が不可能な状態。因みに迂回路はありません。この封鎖場所よりほんの数キロ先に、どうしても寄りたい場所があるのですが…。諦め切れない私は、たった数キロ先にある寄り道の為に、100キロ近くかけて迂回路を走り(もう迂回路とは呼べない距離だ)琵琶湖北部の木之元へ到着。もう意地ですね。皆さんはこんな無駄足を踏まず、そのまま通行止めが解除された303号を直進してください。

通行止めの解除は2006年8月31日の予定です。因みに100キロの迂回路を走ると決めた時点で、一緒に走ってきて相方は名古屋へ帰って行きました。この野郎。そして私が100キロの無駄足を踏んででも寄りたかった場所が、写真の場所となります。別に、何かのテーマパークではありません。何十年も昔に閉鎖された“土倉鉱山跡”です。この場所へは道沿いに標識も出ておらず、いきなり行って発見することは難しいです。私は地元の方にその場所を尋ね、やっと見つけることができました。まぁ、廃墟ですから地図に記されていないのも当然。頑張って探しましょう。私はバイク以外にも廃墟探索という趣味も持っておりまして、このような場所を探し、ツーリングの目的地にすることもしばしば。なかなか理解されない趣味ですがね。興味がありましたら「廃墟」というキーワードでネット検索してみては如何でしょうか。廃墟探索時は人に迷惑のかからぬようにしましょう。廃墟荒らしは万死に値します。

※注意
話がややこしくなるので、文末のマップは「通行止めじゃなかったら通ったルート」で書いておきます。

余裕があれば
奥琵琶湖を散策すべし

イメージ303号を滋賀県側に戻り、国道8号を進むと、この辺りのバイク乗りの溜まり場「奥琵琶湖ドライブイン」へ到着。ここまで足を伸ばしたのなら、すぐ近くにある“奥琵琶湖パークウェイ”という峠道も走りたいところです。峠の頂上にある「つづら尾崎パーキング」からは、琵琶湖を山の上から見渡す事が出来ます。が、今回はパス。予定より100キロ余分に遠回りし、既に日が暮れ始めていたので。帰り道ですが、単に来た道を戻るのも面白く無いし、幹線道路となる国道21、22号を走るのも味気ありません。私のお勧めは、木之元から365号を走り、関ヶ原、養老を通り、東海大橋へ到るルート。交通量少なく、眺めも良く、お勧めの道です。更に時間があれば、東海大橋を渡らず、長良川沿いの堤防を走って木曽三川公園を目指してみましょう。名古屋の北部から南部までの距離をほぼノンストップで走り切ることができます。木曽三川公園の入り口にはバイク乗りも集まっていますので、ちょっと寄って見ると面白い出会いがあるかもしれません。この堤防は国道1号にぶつかるまで続きますので、適当なところで川を渡り、名古屋へ帰還してください。

名古屋市中区を起点にすると、距離にして230キロ程の距離となります。流れの良い道ばかりなので、日帰りで楽しめるツーリングコースかと思われます。名古屋から琵琶湖へ行く時は、国道21、22号を使う方が多いと思われますが、今回ご紹介したコースの方が断然お勧めです。名古屋から琵琶湖へのイチオシルート、303号沿いには廃墟。417号や365号沿いには巨大な採石場があり、ヤレた人工建造物愛好家にはたまらないマニアックなツーリングコースなのです。私の廃墟巡りという趣味に共感できる方は、是非とも走ってみて下さいな。今回の教訓は、山に行く時はコースに選んだ道が通行止めになっていないか、冬場であれば、冬季通行止めになってないか確認してから行きましょう。でも、そんなこと、普通は調べないよね。めんどい、めんどい…。

>> 今回のルートマップはこちらから

スポット紹介

星のふる里「ふじはし」

住所/岐阜県揖斐郡揖斐川町東横山264-1

電話/0585-52-2605

URL/星のふる里「ふじはし」

奥琵琶湖ドライブイン

住所/滋賀県伊香郡木之本町飯浦750

電話/0749-82-3333

営業/9:00~21:00

猫好き
プロフィール
猫好き

愛知県名古屋市在住。2002年式ハーレーダビッドソン、XLH883改1200を所有。IT業界に身を置きつつも、仕事も日常も直感で動く25歳。好きな言葉は「焼け石に水」といい、世の中をやや斜めから見る彼の文章は独特の面白さあり。

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