蒲郡の王道スポット

掲載日:2006年02月28日 ツーリング情報局東海エリア    

ニヒルな視点から中部地方を斬る!
ワタクシ、猫好きと申します

初めまして。猫好きと申します。この度、中部地区のツーリングレポーターの任を拝命し、レポを書かせて頂くことになりました。ビジネス文章もろくに書けない素人ですが、宜しくお願い致します。

さてと。今回のツーリング場所は愛知県蒲郡市。海も山もあり、なおかつ町も近いという環境で、自然とバイク乗りが集まってくる場所です。その中でも、走っていて気持ちいい道、景色の良い観光地の集中しているエリアを、ぐるりと一周するルートを走ることにしましょう。少しでも、皆様がツーリングを楽しむためのアドバイスとなれば幸いです。「定番スポットだなー」と言う発言は控えて下さい。編集部より「地元のそういう場所を紹介しろ!」ときつく言われているのです…。

峠を駆け抜ける走り屋多し
ここは素直に道を譲るのが得策!

イメージ蒲郡へ着いたら、まずは『三河湾スカイライン』へ向いましょう。三河湾スカイラインは、眼下に三河湾と蒲郡市を見下ろしながら走ることができる全長18キロの観光道路です。道幅は広く、タイトなカーブが続く峠ではありませんので、それほど構えて走る必要はなく初めて訪れる方も気楽に楽しめる道でしょう。以前は有料道路だったのですが2006年1月より通行料無料化となっており、嬉しい限りです。しかし、無料化に伴い、三河湾を見下ろすことができる展望台が殆ど閉鎖されてしまいました。スカイラインの東側には、路肩に少々広めの避難スペースが点在していますけれど「バイクを止めてのんびり景色を眺める」ことは難しくなってしまいました。走ることを楽しむのでしたら『三河湾スカイライン』ですが、展望台で景色を見ながらノンビリしたいのであれば、三河湾スカイラインの南西にある『三ヶ根山スカイライン』 の方がお勧めですね。とはいえ、この道で楽しいのは緩やかな連続カーブと、走りながら見ることが出来る見晴らしの良い景色。蒲郡まで来たら、この道には寄ってみて貰いたい所です。

また、今回私が走りに来たのは4月上旬、桜の季節でした。スカイラインの路肩には、ところどころに山桜が生えており、走りながらちょっとしたお花見も楽しめる時期でした。ただ『三河湾スカイライン』には1つだけ注意があります。この山道は走り屋も多く、後ろに速そうなバイク、車に付かれたら素直に道を譲ってあげましょう。たまに命を賭けて走っている方がいらっしゃいますので、水を差さず気持ちよく追い越ししてもらいましょう。

竹島に駐留する無数の鳥の群!
ここは割高のお菓子でてなづけるのが吉

イメージスカイラインを降りて南へ走ると、10分もしないうちに海へ突き当たります。山と海が近く両方楽しめるのが嬉しいポイントですね。山を降りてそのまま進み、突き当たりの国道23号を少々西へ走り、お次は竹島へ向かいましょう。三河湾スカイラインを走った後ならば、この辺りがちょうど良い休憩ポイントではないでしょうか。400メートル近い橋の先に続く、こんもりした島が竹島です。面積は東京ドームの1.5倍ほど、5800坪しかありません。しかし、多くの珍しい植物が自生するこの島は何でも天然記念物に指定されているとか。大潮の季節になると干潮時には歩いて島を渡れると…聞きました(ちょっと歴史っぽく調べてみました)。ちなみに竹島は徒歩でしか渡れませんのでご注意ください。歩いて島を一周したり、遊歩道を渡り中心部にある「八百富神社」社にお参りしたり・・・きっといろんな楽しみ方があるのでしょう。「長い橋の先に繋がる小さな島」という奇妙な風景ですが、島から町の方角を見た景色もなかなかいいモノですよ。
写真にもあるように、竹島にはカモメと鳩の大群が駐留しております。売店で売っているお菓子(ちょっと割高!) を放り投げてやれば、カモメが見事な空中キャッチを披露してくれる事でしょう。ただし、一人の時にそれをやると、周りの家族連れから「少し可愛そうな人が来た…見ちゃいけません」と冷たい視線を浴びてしまいます。餌撒きはお仲間と竹島に訪れた時にみんなでお楽しみ下さい。また、水族館や漁港ならではのお土産屋、食堂なども隣接しています。竹島から少し西へ走った所には大きなショッピングセンターもあり、この辺りで食事に困る事は無さそうです。ただ、潮干狩りシーズンになると竹島近辺は非常に混雑するため、そのシーズンだけは避けた方が良いでしょう。

イメージさてさて。次は御前崎( 静岡の御前崎ではありません)の先端、西浦温泉へ向けて南下をします。西浦半島の東側に位置する『西浦シーサイドロード』は海に面した道路で、海沿いに植えられた街路樹が南国を思わせるいい雰囲気を漂わせ、とても気持ちいいツーリングコースです。地図で見ると少し分かりにくい道ですけれど、道路標識の「西浦温泉」の案内を辿れると、迷わず行けるはず。そして半島の南端に近づくと写真の西浦温泉ホテル郡が見えてきます。乱雑に押し込まれたように並ぶホテルが異国っぽい情緒を漂わせ、印象的です。宿からの眺めはさぞかし良いでしょう。一度、温泉宿というものに泊まってみたいもんですな(温泉宿未経験の25歳です)。ツーリングの寄り道としてココでできることと言えば…このホテル群と海を眺め、砂浜で相撲を取ることくらいでしょうか。ツーリングも後半になるとモノ哀しさが漂い始めますので、哀しさを分かち合う旅の連れを連れてくることをオススメします。良い景色ばかり見ていると人は寂しさを感じはじめてしまうものなのです(笑)。そうそう、夕方になれば、ここからお隣の知多半島に沈む夕日を見る事ができます。絶景との噂です。最後に半島の西側の道を北上し、半島を一周するよう走り国道23号へ戻ります。しかし、半島の西側の道は街中を走るため、あまり面白くないかもしれません。走って来た東側の道を戻った方が楽しめると思いますね。

以上「三河湾スカイライン→竹島→西浦温泉」と、距離にして約45km程度の距離ですが、蒲郡近辺の王道ツーリングスポットを走ってみました。他の見所としては「三ヶ根山スカイライン」や「本宮山スカイライン」といった観光道路、もう少し東へ走った所にある、ラグーナ蒲郡の前を通る国道23号などは海岸沿いの広い道で、走っていて気持ちの良い道です。山と海を一度に楽しめるツーリングスポット「蒲郡」。近くを通る機会があれば、是非とも寄ってみて下さいな。

>> 今回のルートマップはこちらから

スポット紹介

竹島

電話/0533-68-2526

URL/蒲郡市観光協会Webサイト

西浦温泉

電話/0533-57-2195

URL/西浦観光協会Webサイト

猫好き
プロフィール
猫好き

愛知県名古屋市在住。2002年式ハーレーダビッドソン、XLH883改1200を所有。IT業界に身を置きつつも、仕事も日常も直感で動く25歳。好きな言葉は「焼け石に水」といい、世の中をやや斜めから見る彼の文章は独特の面白さあり。

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