『ツーリングのつぼ』

高速道路の走り方

掲載日:2013年10月15日 タメになるショートコラム集ツーリングのつぼ    

Text/Kosuke KAWAI

富山の立山連峰から、全国に先がけて紅葉のニュースが届いた。関東からだと少し遠いが、高速道路を使えば週末に行けなくもない。125cc までのバイクは利用できないが、高速道路は現代のどこでもドアのように、短い時間で遠くに行くことができる。歩行者はいないし信号も交差点も基本的に無い(正確に言えば埼玉県の美女木ジャンクションに信号と交差点がある)ので、一般道よりも安全だと思う。目的地まですべて高速道路を使わなくても、都市部を離れる部分だけ乗るのも手だ。

高速道路に乗る前には、最低でもガソリンの量とタイヤの空気圧くらいは確認しよう。出入り口にはぐるぐるとカーブを曲がるランプウェイがある。この曲がる角度は一定のように見えるが、スピードを落とさせるために、角度が急になる部分があるのでそっと走ろう。それが終わると本線と合流する。合流車線の直線部分はかなり長いので安心して欲しい。ランプウェイが終わって車体を起こして、直線になってからアクセルを開けても充分に速度が出る。ケチらずに合流車線いっぱい走ってもいい。もし本線が混んでいる場合は、長縄跳びに入るようなイメージで、仲良くタイミング良く入れてもらうのがコツ。そして本線に入ったら、いきなり飛ばしてはいけない。サーキットでも、そこに慣れるための “慣熟走行” というモノがある。

距離が長い時など、私はコバンザメのように、適度なペースの先行車の後について走る。単独で走るよりも、先導車がいると疲れにくいのだ。しかし前方が見えにくいトラックの後ろだと危険なので、背の低い乗用車がおススメだ。そして、もし予定の出口を間違えてしまっても決してUターンせず、次の出口まで行こう。また、グループツーリングでは、無理をしてまで一緒に走る必要はない。それにより目的地が変わっても、グループからはぐれてもいいじゃないか。ツーリングだもの。

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