『ウェア屋さんのひとりごと』

ちょっとしたお手入れで清潔に!

掲載日:2013年03月21日 タメになるショートコラム集ウェア屋さんのひとりごと    

Text/Junichi FUJIMOTO ( RS TAICHI )

3月15(金)~17(日)の3日間は、インテックス大阪でモーターサイクルショーが開催されましたが、翌週には東京モーターサイクルショー、さらにその翌週は全日本ロードレースの開幕を迎え、いよいよ本格的なバイクシーズンの到来を実感する時期でもあります。週末の朝はツーリングの待ち合わせ等で、ショップの駐輪場がたくさんのライダーで賑わうことが楽しみでなりません。

さて、気候が良くなるとライディングウェアを着る機会も増えてきますが、ライディングを終えた後に“するかしないか”で、シーズンを通して大きな差が生じる(かもしれない)チョットしたお手入れがあります。以前にも触れた内容もありますが、思い出していただく意味も含めて、カンタンにお話ししておきましょう。

まずウェアを脱いだら、内装や中綿には気温が低い日でも身体から発する水蒸気を含んでいるので、クローゼットへ片付ける前に、風通しの良い場所でウェア全体を乾燥させましょう。次にしっかり絞った濡れタオルを使用し、ウェア全体に付着した汚れを拭き取ります。見た目には汚れていない様に思えても、外気に含まれる埃等の汚れが表面に付着しているので、こまめに拭き取っておくだけでその後の“汚れ方”に差が生じてきます。白っぽいウェアなら、特に肩の付近が黒ずんでいたり、濃い色のウェアであれば見た目は分かりにくくても、後から臭い等の別の要素で差が生じてくることもあるので、しっかり拭き取っておきましょう。それから時々で構わないので、表面にフッ素系の撥水スプレーを吹いておくと、汚れが付着しにくくなる“防汚効果”がアップします。

この様に、ちょっとしたお手入れをしておくことで“清潔で格好良い”状態を長く保つことができるので、面倒がらずにぜひやってみてください。続けてみると、普段はなにげに使用しているウェアにも愛着が湧いてくるかもしれませんよ。

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