『ウェア屋さんのひとりごと』

インナーのおはなし “まとめ”

掲載日:2012年11月22日 タメになるショートコラム集ウェア屋さんのひとりごと    

Text/Junichi FUJIMOTO ( RS TAICHI )

2012年10月18日の “ウインドストッパー” に始まり、発熱素材や電熱仕様、ダウン等の様々なアイテムについてお話しさせていただきましたが、本当にたくさんのインナーウェアが発売されています。これではいきなり「さあ、お好きなのを選んでください!」と言われても、何をどう選んでよいのか分からないのでは? それもそのはずで、同じように黒っぽいアンダーシャツやインナーウェアがお店やカタログに並んでいても、素材によって素肌に着たり離して着たりと、使い方が全く違う訳ですからね。

今までのお話で共通しているのは、「単品ではなく、他のウェアと合わせることによって機能を発揮する」という点です。当社にも「この製品にはどんな特徴が? 使い方は?」と、製品に対するお問い合わせがよく寄せられますが、逆に「ライディング中に風がスースー入って来るので…」とか、「薄着でも暖かさを感じることが出来るインナーは?」「ジャケットを脱いだら普段着使いができるインナーは?」といった悩みや希望が分かれば、現状に合ったインナーをお勧めすることができるのかな…と思ってしまいます。

みなさんも「どれがイイのかな?」と悩まれる前に、上記の様な “現状の悩みや希望” を探し当てることができれば、さほど迷うこともなく確実なインナー選びができることでしょう。ただ実際には、寒さが厳しくなる前に準備をしておきたい方も多いと思うので、まずお手持ちのライディングウェアをひと通り広げてみてください。それぞれのウェアが持つ特長や弱点等を思い出してみて(「去年はこんな風に寒く感じたなぁ」とか)、更に加えたい機能(防風、保温、発熱等)に気付くことができれば、“足りない機能を補う” という意味で、それに見合うインナーを選ぶことができます。

まあ、実際に走ってみないと気付かないことも多いのですが、体感的に必要性を感じるのは少し先のことなので、そこは想像力に頼るしかありません。それでも「やっぱり迷ってしまう!」という方は、ライディング経験や知識が豊富なショップスタッフや友人、知人に相談してみるか、RSタイチオフィシャルサイト にてご相談ください。ご案内は “想像の範囲で” となりますが、できるだけご要望に沿うインナーを考えてご案内させていただきます。高機能なインナーウェアを上手に活用すれば、無駄な厚着から解放され、軽くて動きやすく、疲れにくいというメリットを感じることができ、更にウインターライディングが楽しくなることでしょう。

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