『ウェア屋さんのひとりごと』

サーキットに行ってみませんか!?(つづき)

掲載日:2011年09月15日 タメになるショートコラム集ウェア屋さんのひとりごと    

Text/Junichi FUJIMOTO ( RS TAICHI )

さてさて、前回は「サーキットって実は…」といった内容でしたが、「ほな、実際に行く時には、どんな準備が必要なの?」ということを、走行会を例にお話をしてみましょう。

まず、サーキットを走ることのできる車両が必要なのは言うまでもありませんが、車種については走行会によって様々です。比較的速度差の少ない小さなサーキットや初心者クラス等であれば、スクーターやオフロードバイクでも参加できる場合もあります。一般的には、125cc 以上のスポーツバイク(またはロードスポーツ)であれば問題は無いと思いますが、不安を感じる様であれば、念のため主催者に確認してみましょう。

次に身の安全を守るための装具ですが、基本的にはヘルメット(主催者によってはフルフェイスが必須)、レザースーツ、レザーグローブ、ブーツといったものが必要です。ここで「どうしましょ?」となってくるのがレザースーツ。20数年前の爆発的バイクブームの時代なら “ライダーの正装” といった感じで持っている人も多かったのですが、最近は街中でレザースーツを着用している人を見かけることは殆ど無くなりましたね。実際にお持ちの方でも「長年着ていなくて、久しぶりに袖を通したらファスナーが…」といったお話を聞くことは珍しくありません。

一般的な走行会であれば、“レザージャケット&レザーパンツ” というスタイルで参加できる場合も多く、このスタイルならツーリング等でも普通に使用することができるので、走行会への参加をきっかけに購入してみるものよいでしょう。また、RSタイチのショップで行っていますが、レンタルスーツを使用して「取り敢えず参加してみよう」という方法もお勧めです。料金は1万円前後なので走行会への参加料金を含めると2~3万円前後の出費になりますが、いきなりレザースーツを購入することに迷ってしまう方も少なくないのでは。レンタルスーツで走行会に参加したことをきっかけに、自分のウェアが欲しくなれば、その時に思い切って購入するという選択肢もあります。

ブーツやグローブに関しては普段のライディングでも必要性の高いアイテムなので、手元にコレというものが無ければ、走行会以外でも使用できそうなものを購入されてはと思います。特にレース用である必要はありませんし、普段から安全性の高いウェアを使用し、万一に備えておくことも大切ですよね。

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