『ウェア屋さんのひとりごと』

いざ修理、さて、どうしたら…

掲載日:2011年08月18日 タメになるショートコラム集ウェア屋さんのひとりごと    

Text/Junichi FUJIMOTO ( RS TAICHI )

今年の8耐は例年に比べて “暑くない” といった印象でしたが、ここ最近では昨年を思わせる猛烈な暑さを記録していますね。こんな時こそ “暑い日こそ重ね着” が効果的ですので、まだまだ半信半疑の方も多いかと思いますが、ぜひ実践してみてください!

前回は「具合の悪くなった部分は早めに修理をしましょう」というお話をしましたが、当社へいただくお問い合わせメールでは、「どの様に依頼すればいいのか?」といったお問い合わせをいただくこともあり、実際に分かりづらい方も多いかと思います。基本的には2通り、購入された販売店に持ち込んでスタッフに修理に関する要望を伝え、メーカーへ修理を依頼する。もうひとつはメーカーの修理窓口などに直接連絡し、修理を依頼する方法があります。いずれの方法も一長一短がありますが、現品を見てもらいながら詳しく要望を伝えたい場合は販売店へ、その様な時間が無くスピードを優先したい場合は、メーカーに直接依頼するといった感じです。ただ、実際に調査した訳ではありませんが、最近ではネットを経由してメーカーへ問い合わせを入れたのち、直接対応を受けられるケースが多くなったのではないでしょうか。

いずれの場合も最初の時点で、①製品名、色、サイズ、②いつ、どこで購入されたか、③どの様な状況で破損したのか、④使用の頻度(実際の使用期間や毎日、週1回、殆ど使用しないなど)、⑤保管状況、などの情報を分かる範囲で、できるだけ詳しく伝えておくことが大切です。この様な情報が事前に届いているかどうかによって、対応に違いが生じる場合があります。メーカーによって異なると思いますが、症状によって製品自体の改善や再発防止の対策に応じてもらえたり、製品の交換が必要と考えられる場合に、品名や色、サイズなどが伝わっていれば、現品を確認する以前に交換品を手配しておくこともできます。メーカーにとっては、より良いモノを作っていく上で貴重な情報となり、これは製品不良に対するクレームも同様ですね。

つい面倒に思ってしまいがちな修理の依頼ですが(確かに面倒だと思います)、こんな時にこそメーカーがお客様のことをどこまで考えているか、モノ作りの姿勢といったものを垣間見れるよい機会だと思います。私も、とあるメーカーのカーオーディオを修理に出した際、あまりにも杜撰な対応を受け「2度とあそこの商品は買わん!」と思ったものです。お客様が何を望まれているか、メーカーにとってはどの様な対応が可能なのかといったバランスを考え、最善を尽くしていればこの様な事はなかなか起こらないと思いますが…。RSタイチのオフィシャルサイトにある “サポート・お問い合わせ” では、修理をご依頼される際の簡単なガイダンスも記載していますので、お暇があれば覗いてみてください。

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