『バイク乗りの勘所』

ミストで真夏のライディングを快適に

掲載日:2011年07月25日 タメになるショートコラム集バイク乗りの勘所    

Text/Nobuya YOSHIMURA

フレンチクルーラーとチョコファッションとハニーチュロが3傑だと思う…って、そりゃあミストやのうてミスドでっしゃろ。と、のっけから寒い冗談で失礼。暑い時期だからお許しを…てなワルノリも芸風のうち。ちなみにコテコテの京都弁が出てきたら危ない兆候である。が、まあ、そこんとこは、みなはん、この暑さに免じて許しと~くれやっしゃ。脱線ついでに言うと、ミスド3傑に共通品目がひとつもないカップルは、うまくいかないとか。信じるかどうかはお任せする。

で、ミスドではなくミストの話。最近、ミストクーラーなる言葉をよく耳にする。建物用の大きな設備もあれば、ハンディタイプもある。どちらも、冷やした空気を吹き出すエアコン(クーラー)とは違い、霧状にした水の気化熱で空気や対象物を冷やすのが狙いだ。暑い時期、路地や屋根に打ち水をするのと同じ考え方である。風呂上がりに、体が濡れたまま扇風機に当たると気持ちいいのと同じ。汗をかくのも、それが乾くときに熱を奪い、体を冷却するためと言われている。

そのミストクーラーを、このところの真夏のツーリングに愛用している。…とは言っても、ミストクーラーと称して売られている製品ではなく、化粧品売り場にあるスプレー式容器に水道水を入れただけの物だ。これを上着のポケットに忍ばせておき、信号待ちなどで冷やしたい箇所にスプレーするのだ。長袖・長ズボン・グローブ・ブーツを装着した状態で、いろいろやってみて、手首の甲側と膝頭が効果的だとわかった。甲側がメッシュのグローブとジーンズの上から、である。

体温より少々低めに保つのが良いとされる、男性の大切なイチモツの両脇にある袋も、できれば冷却してやりたいところだが、信号待ちで股間目がけてスプレーする姿は、どう見たって変態なので我慢しているが、スプレーして走ったら、さぞ気持ちよかろうことは想像に難くない。ハンドタオルが1枚あれば、ヘルメットのシールドに張りついた虫の死骸を落とすにも、便利なことこの上なし。夏のツーリングのお供に、ミストスプレーをぜひどうぞ。

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