日本のバイクカルチャーにシンパシーを受けた”フランス発”ケミカルブランド「IPON」上陸!

掲載日:2026年04月10日 フォトTOPICS    

取材・文・写真/小松 男

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南仏を本拠地とするケミカルブランド「IPON(イポン)」。そのIPONが手掛けるエンジンオイルが、日本で発売されることとなった。IPONとはどのようなメーカーなのか、そしてラインアップや価格など、その詳細について紹介していこう。

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フランスのケミカルブランドである「IPON」。そのIPONのエンジンオイルが日本でも発売されることとなった。マンガ調のパッケージが目を奪う。

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IPONブランドの日本上陸を記念したローンチレセプションが開催された。日本のメディア関係者やインフルエンサーだけでなく、本国フランスからのサポーターも多く参加。

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1985年に南仏にて創業したIPON。日本では馴染みが薄いが、本国フランスでは、ケミカル業界のリーディングカンパニーとして一角を担う存在である。

ジュードーの本場、日本に
“一本”を取りに来た!!

エンジンオイルは、内燃機関における“血液”とも呼べる存在である。
管理を怠ればパフォーマンスの低下を招くだけでなく、最悪の場合、致命的なダメージに至ることもある。
一方で、選ぶオイルによってはエンジン性能をさらに引き上げることも可能だ。

特にエンジンを抱えて走るモーターサイクルにおいては、その違いがフィーリングとして顕著に現れる。
だからこそ、メーカーやグレード選びにはこだわりたいところである。

そんなエンジンオイル業界に、新たな風が吹き込もうとしている。
フランス発のケミカルブランド、IPON(イポン)の上陸だ。

IPONは1985年、フランス南部で誕生したブランド。創業者は、日本のモーターサイクルカルチャーにインスパイアされており、社名の「IPON」は柔道の“一本(IPPON)”に由来する。“強い意志”や“勝利”を象徴する言葉であり、ロゴには日本の国旗・日の丸をモチーフとしたアクセントも取り入れられている。

フランス国内のエンジンオイル市場においてはリーディングカンパニーの一角を担っており、現地では広く認知された存在だ。

過日、このIPONの日本上陸を記念したローンチイベントが開催された。本稿では、その模様をレポートする。

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華々しく開催されたIPONブランドのローンチレセプション。アルコールやフィンガーフードなども提供され、参加者もリラックスして臨むことができた。

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ローンチレセプションの最中、イラストレーターによって壁面にライブペイントも描かれた。白紙の状態からラフスケッチを描き、ペン入れをしていく、その作業スピードとテクニックに驚かされる。

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IPONというブランドについての説明からイベントは始まった。創業は1985年ということで41周年を迎えたところ。ケミカルブランドとしては割と新しい方だと思える。

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IPONが打ち出したブランドテーマ、それは“偏愛ライダーに捧げる”というものだった。一見すると風変りに感じられるが、その気持ちは熱いものがある。

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IPONは、ただ単に道具としてモーターサイクルに乗るような人々ではなく、ライフスタイル、つまり人生の一部分としてモーターサイクルを愛するライダーに向けたものということが説明された。

「IPON for“偏愛”ライダー」
そのブランドテーマが意味するもの

IPONはブランドテーマとして「IPON for“偏愛”ライダー」を掲げる。
“偏愛”とは、その字の通り“特定の対象を深く、強く愛すること”を意味する。

つまりIPONのケミカル製品群は、単なる移動手段としてバイクに乗るユーザーや、ルーティンメンテナンスのためだけのものではない。
溢れるバイク愛を持ち、マシンそのものはもちろん、ライダー同士のつながり、ツーリング、レーストラック、ナイトランなど、自身の価値観やスタイルに強いこだわりを持つライダーに向けたプロダクトである、というメッセージだ。

その思想はパッケージデザインにも色濃く表れている。

上位グレードから黒、青、緑といったラインが配されているが、これは柔道における“帯”の色をモチーフにしたもの。さらにマンガ調のビジュアルも採用されており、所有する楽しさを演出している。

「俺はIPONを使っているんだ」と、思わず語りたくなる——そんな遊び心も、このブランドの魅力のひとつだ。

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柔道の帯をモチーフとしながら、カラーリングによって5種類のグレードを選別。黒帯はフラッグシップモデルでレーシンググレードの「SHOGUN」だ。

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ブランドや商品説明が行われていない時間はDJによるミックスが会場に流されており、終始賑やかな雰囲気のローンチレセプションとなった。

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IPONのエンジンオイルは、RED BULL MotoGP Rookies Cupや、EWC(ロードレース世界耐久選手権)などでも実戦使用されている。

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SHOGUNグレードには2ストローク用エンジンオイルも用意されている。混合仕様のマシンで使われることを想定し、入れる量を目で見ながら調整できるボトルを採用している。

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イベント会場内には数台の車両を展示。日本を代表するカスタムビルダーの一つ、チェリーズカンパニーが手掛けたBMW・RnineTはいつ見ても美しい。

フラッグシップは“ショーグン”!!
レースシーンでも採用される高性能オイル

IPONは多彩なケミカル製品を展開しているが、日本市場においてはまずエンジンオイルが先行してリリースされる。

ラインアップは上位から、レーシング、スポーツ、アドバンスド、エッセンシャル、スタンダードの5グレード構成。

その頂点、いわば黒帯に位置付けられるフラッグシップモデルが「SHOGUN」だ。
言うまでもなく“将軍”を意味し、強さや統率力、精密さといったイメージを体現。トップレンジにふさわしい性能が与えられている。

実際に、RED BULL MotoGP Rookies Cupや、EWC(ロードレース世界耐久選手権)に参戦するERCチーム、TATIチームなどで採用されており、その実力は実戦の場でも証明済みだ。

なおSHOGUNには2ストローク用も用意されており、モトクロスやエンデューロといった競技ユーザーにも対応する。

価格は、4ストローク用が3960円/L、2ストローク用が4950円/L。

エンジンオイルは、エンジンという心臓部を支える重要な要素であり、時に“カスタマイズ”の一環としても捉えられる存在だ。

新たな選択肢として登場したIPON。その実力を、一度試してみる価値は十分にあるだろう。

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フランスが発祥であるスーパーモタードレースで人気の高いTM Motoの車両も展示されていた。激しいバトルが繰り広げられる競技であり、エンジンオイルの選定も重要なポイントとなる。

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パリダカールラリーへの参戦歴を持つフォトグラファー、霧島ローランドさんによるトークショーも行われた。IPONのエンジンオイルジャケットのデザインに心を引き付けられるとのこと。

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柔道の本場である日本に、「一本」勝ちにインスパイアされたという社名、IPONが上陸したことは、今後、国内のエンジンオイルマーケットに少なからず影響を及ぼすことだろう。業界の活性化を期待したい。

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