掲載日:2023年10月08日 フォトTOPICS
取材・文/伊井 覚 写真/井上 演
【この記事の目次】
■交通安全祈願「大歳神社」
■果てしなく広がる「中田島砂丘」
■やっぱりうなぎ!「活うなぎ うな天」
■赤鳥居に沈む夕日に感動「弁天島海浜公園」
■湖を眺めながら快適ライド「浜名湖レークサイドウェイ」
■オレンジ色に染まる「オレンジロード」
まず最初に紹介するのは全国のバイク神社ブームに先駆けてツーリングライダーの安全祈願や交通安全御守りを取り入れた大歳(おおとし)神社です。
大歳神社
住所:静岡県浜松市東区天王町1484-1
電話番号:053-421-6447
平安時代から続く由緒ある神社の大歳神社ですが、ライダーである権禰宜(ごんねぎ)さんの発案で取り組みを始め、2019年頃からバイク神社として全国的に有名になりました。
ツーリングライダーに人気の道楽御守(1,000円)を返納するフレームや、その台座に所狭しと貼られたチームステッカーなど、バイク乗りが親近感を覚えるスポットがたくさん。
さらに広大な二輪車専用駐車場は「ツーリングオアシス」と名付けられ、平日でもたくさんのライダーが訪れていました。
筆者も今回のツーリング取材の安全を祈願しました。訪れたらSNSに写真をアップするのも忘れずに! きっと全国のツーリングライダーからたくさんの反応をもらえるはずです。
中田島砂丘
住所:静岡県浜松市南区中田島町1313
さて次に向かったのは南区中田島町にある中田島砂丘。正直、ちょっと広い砂浜かな? くらいの気持ちで訪れたのですが、良い意味で裏切られました。
入り口からちょっと入るだけでもう一面に砂丘が広がっていて、目の前には堤防のように砂の丘が築かれています。堤防の上に登ると、もっとすごい光景が広がっているに違いありません。砂に足を取られて少し歩きにくいのですが、頑張って登っていくと……。
潮風が気持ちいい海岸に出ました!
オフロードバイクが好きな人だったら「こんなところを自由にバイクで走れたら最高!」と思うはず。今回は1200ccのトライアンフ・タイガーなので、入っていいよと言われても遠慮します。あ、もちろんバイクでは入れませんので我慢してくださいね!
また、中田島砂丘へのアクセスには、目の前にある風車公園の駐車場が便利です。ここには公園のシンボル的な風車の他に浜松まつり会館があり、休日は家族連れで賑わいます。風車は駐車場のすぐ横にあるので、風車をバックにバイクの写真を撮ることもできそうですよ。
さてツーリングの楽しみと言えば、やっぱり美味しいご飯。そして浜松と言えば、そう、うなぎです。浜松にはたくさん美味しいうなぎ屋さんがありますが、今回は西区にある「活うなぎ うな天」さんにしました。
活うなぎ うな天
住所:静岡県浜松市西区篠原町20181-2
電話番号:053-448-6927
営業時間:11:00〜14:00、16:30〜19:00
定休日:木曜日
国道301号から一本裏道に入ったところにあり、小学校も近いため、注意して訪れましょう。お昼の営業が比較的早めに終わってしまうお店が多い中、14時まで食べることができるため、混雑時間を避けてゆっくりお昼を食べたい人にオススメです。
うな重(上) ご飯大盛り 3,900円。
うなぎは東日本と西日本で焼き方や味が変わりますが、浜松は西日本の味付けが多いですね。うな天さんも例に漏れず西日本系。蒸さずに焼くだけで、尻尾のあたりはカリッと焼き上げており、その食感とちょっと焦げた部分がとても美味。タレはうなぎの骨と頭からとった出汁を使っていて、甘すぎません。
関東で生まれ育った僕はやはり東日本の味が好きで、西日本でうなぎを食べてもしっくり来ないことが多かったのですが、ここはとても美味しかったです。
弁天島海浜公園
住所:静岡県浜松市西区舞阪町弁天島3775-2
電話番号:053-592-0757
それではいよいよ浜名湖エリアに突入します。まず始めに浜名湖の南部に位置する「弁天島海浜公園」。その名の通り海水浴を楽しむことができますが、ツーリング的にはやっぱり湖の真ん中にある赤鳥居をバックにバイクの写真が撮れる、というのがポイント高いです。なお、駐車場はコインパーキングになっていますが、バイクは無料で停められます。
特に夕方になると駐車場から見て鳥居の方角に太陽が沈むため、エモーショナルな写真が狙えます。
また、公園内には「浜名湖リゾート&スパ THE OCEAN」もあり、日帰り入浴もやっています。ここではオーシャンビューの大浴場や露天風呂を楽しむことができますので、ツーリングの疲れを癒しに立ち寄るのもアリですね。
浜名湖ボートレース場を通りすぎ、湖を時計回りに走っていくと北西部に「浜名湖レースサイドウェイ」があります。
この県道310号には信号もほとんどなく、快適なライディングが楽しめます。見渡す限り、緑と青。最高に気持ちいい道路です。たまに道の脇に駐車スペースが設けられていますので、安全に停車してバイクの写真を撮ることもできます。
そう、この辺りは三ヶ日町といって、みかんの特産地なんです。16:00頃になると西陽が差して道がオレンジ色に染まります。交通量は多くありませんが、みかん農家のトラックなども往来するので、スピードに注意して楽しみましょう。
オレンジロード周辺にはいくつか展望台スポットがあるのですが、今回は浜名湖が一望できそうな「奥浜名湖展望公園」に寄ってみました。
が……まさかの展望台が撤去されており、台座から湖を眺めるハメに……。ここからはあまり見えませんでした。
オレンジロードの途中から、これよりももっと広く浜名湖が見渡せる場所がたくさんありました。
というわけで今回はホンダ、スズキ、ヤマハという3つの世界的メーカーを生み出した浜松のツーリングスポットを巡ってみました。「スズキ歴史館」や「KUSHITANI CAFE」など、メーカー、ブランドに関わるスポットもたくさんありますので、ぜひ浜松ツーリングを楽しんでみてください。
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