【新型コロナに負けるな!ガレージライフ】「ガレージライフ・アメリカン誌」を熟読し、夢に描いたバイクガレージをついに実現

掲載日:2021年01月20日 フォトTOPICS    

写真・文/小松 男
※この記事はガレージライフアメリカン05号(ネコ・パブリッシング発行)にて掲載したものを再編集しています。

この度の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に罹患された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。バイクブロスマガジンズでは「新型コロナに負けるな!」というコンセプトにより、パソコンやスマホを使い自宅で楽しめる記事として、バイクのガレージライフを楽しむオーナーインタビューをご紹介。憧れのガレージライフに夢を馳せていただければと思います。
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神奈川県 A邸

若き頃よりバイクに親しみ、いつかはガレージライフを楽しみたいと夢見たオーナー。ガレージライフ・アメリカン誌との出会いががきっかけとなり、ついに念願のアメリカンガレージが完成した。

ハーレーのために作り上げた夢のガレージ

港町横浜から、やや山の手に入ったところにある緑に囲まれた住宅地に、今回のガレージは建っていた。まだ完成からさほど経っていないように見える住居部分と、隣の家とに挟まれるように佇むそのガレージは、小さなクルマならば入るかもしれないと思うくらいのサイズだ。そして一目見ただけでも、装飾品などを用いて雰囲気づくりがしっかりとされていることが分かる。それは、ガレージへと続くアスファルトの通路にルート66のロードペイントが施されているところや、同じくガレージドアにも「金剛産業」が取り扱うルート66のロゴ入りドアを使っているところ、そしてヤシの木までも植えられているということからも伝わってくる。訪れた日が快晴だったこともあり、西海岸をイメージさせるようなシチュエーションが揃っていた。

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自分が思い描いていたそのもののハーレーだと言うスポーツスター 72(セブンティーツー)。色々とカスタマイズをしており、コンテストで賞を取ったこともあるとか。

「この家を建てたのは数年前のことです。昔からバイクに乗っていたこともあり、当初からビルトインタイプのガレージハウスを建てたかったのですが、予算や敷地の都合上無理だったので一時は諦めていました。しかし“ガレージライフ・アメリカン”という本を読んで、ガレージ熱が再び燃え上がってしまったのです」。と話してくれたのはガレージのオーナーであるAさん。

ガレージライフ・アメリカンがきっかけとなってガレージを実現してくれただなんて嬉しい限りである。聞くところによると、現在ガレージが建っている部分にはもともと芝生が敷かれており、家の周りを、愛犬が一周できるようになっていたとのこと。しかしガレージへの想いが高まり、当初は物置タイプのスチールガレージの設置を考えていたと言う。しかし色々と調べていくうちに、スチールガレージであっても本体の購入から組み立てまで合わせるとかなりのコストが掛かることが分かった。そんな時に愛読していた弊誌で、「ダイナオ」の存在を知る。ダイナオの作り上げるガレージはAさんが思い描いていたアメリカンガレージのスタイルに合致した。せっかく資金を投資してガレージを建てるならば、自分好みのガレージにするしかないと思い、ダイナオに連絡を取り相談したところ、色々とこちらの意見を取り入れてくれて、とんとん拍子に話は進んでいったそうだ。

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プライベートな時間を過ごすことが多いと言うガレージ。カウンターでは読書を楽しみ、今後のガレージカスタムをどのようにするかなどに思いを馳せる。

「以前は国産クルーザーに乗っており、いつかはハーレーに乗りたいと考えており、その中でもスポーツスターの72(セブンティーツー)というこのモデルに心底惚れてしまい購入したのです。最初は蛇腹タイプのバイクガレージに入れていたのですが、セキュリティ的にも心配ですし、もうガレージのことで頭はいっぱいになってしまっていましたね。それでダイナオガレージをオーダーしたのです」とAさん。

ガレージの中を覗いてみると、カウンターや棚が備え付けられているほか、バイクのパーツなども壁に飾るなどし、ガレージライフを楽しんでいる様子が伺いとれる。職業がヘアメイクアーティストだということで、ガレージに関してもセンスの良さ、そして手先の器用さが光っているように感じる。ダイナオのガレージはよく考えられて作られており、コストパフォーマンスが高いことでも有名。そのような噂を耳にしながら、作り付けカウンターなどのオプションオーダーもしていったそうだ。

そんな中で、ルート66のガレージドアの値段が思っていたよりも高く、予算的にきつかったとも話してくれたが、モノの造りの良さをすっかり気に入り、満足していると言う。「ガレージライフ・アメリカンに掲載されている様々なガレージを参考にして、雑貨なども買い集めています。時間さえあれば、いつもガレージをどうするか考えていますよ」とバイク、ガレージ、仕事とすべて楽しんでいる様子が印象的だった。

バイクも仕事もガレージも楽しむライフスタイル

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敷地の形状に合わせて奥の面は斜めになっている。形を自由に設計できるためデッドスペースが生まれないのもダイナオの特徴だ。ガレージの床面積は7.3㎡程度。カウンターなどが設置されているが、大型バイク2台は余裕で入るサイズである。

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左_家の裏側に回るための勝手口も取り付けてもらった。採光の面から考えても正解だった。右_本来ならガレージはもっと長く作りたかったそうだが、向かって左側に見える、住居部分の窓が隠れないサイズで設計してもらった。

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隣の家と仕切る塀もダイナオにオーダー。半完成状態で設置し、ペイントを仕上げてくれたそうだ。

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左_カウンターはダイナオにオーダーした作り付け。家造りと同じで、やはり一貫性を持ったデザインになるのがいい。右_ガレージが正方形でないことからデッドスペースになりそうな角に棚を作りつけてある。

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左_最近はあまり耳にしなくなったが、それでもハーレーの盗難件数は多い。セキュリティの観点からも、バイクのコンディションを保つと言う面でもガレージは必需品だ。右上_ガレージ前方に設置したスポットライトは、暗くなってからアスファルトのルート66マークを照らすのにちょうどいい。右下_ダイナオガレージのロゴが付く。この他にもガレージのスタイルに合わせて様々なオリジナルマークを展開している。

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「金剛産業」のルート66ガレージドア。今回のガレージ建築でかかった費用の中では高額なものだが、満足度はとても高い。

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左_ビンテージな雰囲気がカッコいい大きな星条旗ポスター。アメリカンガレージをイメージづけるのに一役買って出ている。右_バイカーたるものシェードはいくつあっても足りないものだ。その時々の気分によって使い分けを楽しんでいる。

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左_壁に飾られたポスター類は、インターネットなどを使いアメリカン雑貨屋などで購入したもの。プレート類も合わせて色々と楽しんでいる。右_ガレージの中ではメンテナンスはしないと言うことから、スポットタイプのレールライトをセレクトしている。

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左_ガレージドアを後ろから見たところ。シャッタータイプに比べスペースを取ってしまうが、オーバーヘッドドアは憧れる人が多い。右_ガレージ奥の壁面は、交換したパーツ類を飾ったり、ヘルメットを置いたりしている。こういった何気ないものでもディスプレイとして活用するといい雰囲気になる。

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左_アスファルトに描かれたルート66の文字もダイナオにオーダーしたもの。専用のペンキが使われており、しっかりとペイントが浸透している。右_バイクに乗る際のブーツもその日の気分で変えられるようガレージ内においてある。

■OWNER'S CHECK
●一番気に入っているところは?
ルート66のガレージドアは満足度が高いです。
●ちょっと失敗したところは?
とくにありません。
●次の夢はなんですか?
ゆくゆくはクルマが入るサイズのガレージも作りたいです。
●読者へのアドバイスを!
コストや面積などの問題がある中でも、妥協をせず自分のイメージをカタチにしてください!

■GARAGE DATA
所在地●神奈川県
竣工●平成27年頃
外装仕上げ●パネル
内装仕上げ●OSB合板
ガレージ面積●約7.3㎡
ガレージ建築費用●200万(編集部調べ)
愛車●2014年式H-D・XL1200V

■ガレージ施工
有限会社ダイナオ
静岡県磐田市福田3101-1
Phone/0538-55-6655
http://dainao.net/
ライター プロフィール
小松 男
BMWバイクス/DUCATIバイクス/Gooバイクなどの雑誌編集長を務めた後、フリーランスエディターへ転身。国内外ブランドを問わず、大型クルーザーからEVスクーターまで、2輪の乗り物ならば何でも乗りたがる性分の元祖雑食系。広く深くがモットーで、他人からは助平な性格と言われることもしばしば。出不精かつ出たがりという二面性を持つ。

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