KTMのニューモデル RC 250 / 250 DUKE

掲載日:2015年06月22日 フォトTOPICS    

取材・文/バイクブロス・マガジンズ編集部  写真/徳永 茂、KTM ジャパン  取材協力/KTM Japan

2台ともに見た目で排気量を判別できるのは“250”がデザインされたグラフィックのみ。既存シリーズとの大きな違いは見られない。

RCシリーズとDUKEシリーズに
250ccクラスがラインナップ

2015年3月の東京モーターサイクルショーで、ワールドプレミアとしてアンベールされたKTMのニューモデル『RC 250』と『250 DUKE』がいよいよこの6月に日本導入となりました。これは日本で盛り上がりを見せている250ccクラスのマーケットに2機種投下することになり、ラインナップとしては、250DUKEは200DUKEと入れ替え、RC250はRC125とRC390の中間に追加されることになります。

日本独自の排気量区分を意識しながら、より高いパフォーマンスを追及したKTMのロードモデル。メーカー希望小売価格(消費税8%込み)はRC250が62万円、250DUKEが55万円という設定で、いずれもアジア専用モデルです。

エンジンのみならず車体構成のほとんどを共通としながら異なるキャラクターを与えられた2台。6/24発売予定の雑誌『ロードライダー』では、モーターサイクルジャーナリスト和歌山利宏さんによる試乗インプレッションを掲載予定です。ここでは2台の主な特徴をご紹介しましょう。

【KTM 250 DUKE / RC 250】 和歌山さんのファーストインプレッションは?

フォトTOPICS(写真点数/11枚)

01250クラスのスーパースポーツモデル『RC 250』は、スタイリングや車格はRC390と同様。燃料を除いた半乾燥重量も同じく147kgとなる。タイヤにピレリディアブロロッソ II を採用。カラーリングはホワイトのみ。日本仕様にはサイレンサーに延長パイプを装備する(写真は非装備)。

02車体構成もRC125/390と同様。もはやKTMのトレードマークと言えるスチールトレリスフレームに搭載されるエンジンはKTM最新式の250シングルで、スリッパークラッチを標準装備。サスペンションは前後ともWP製。

03250クラスのネイキッドモデル『250 DUKE』も、先にラインナップされた125/200/390DUKEとスタイリングや車格はほぼ同じ。半乾燥重量は390同様139kgとなっている。カラーリングはブラックのみ。こちらも日本仕様にはサイレンサーに延長パイプを装備する(写真は非装備)。

04DUKEもKTMらしい専用設計のスチールトレリスフレームを採用。RC250同様サスペンションは前後ともWP製で、タイヤもピレリディアブロロッソ II を採用している。エンジンには2015年モデルの390DUKE同様スリッパークラッチを標準装備する。

05同じパワーユニットを搭載し、足回り、タイヤなども共通とする2台のオンロードスポーツモデル。RC250はKTMのスポーツモデルの一員として、軽量コンパクトな車体でライダーの体格や男女を問わず楽しめる1台 。一方250DUKEは、250ccのスポーツネイキッドモデルとして高い運動性能をストリートでも楽しめる1台、といったところ。

06排気量248.8cc、単体重量37.2kgの水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒エンジンは、390モデルに搭載される375ccエンジンのボア×ストロークをスケールダウンしたもの。9,000rpmで31.3HPを発揮する。

07メーターはRC、DUKEともに同じマルチファンクショナルメーターを装備。速度、回転数、走行距離、時計、ギアポジション、アベレージ速度など、さまざまな情報が表示される。

08ボッシュ製 9MB ABSを標準装備するのも2モデル共通の特徴。フロントブレーキには片押し4ピストンキャリパーをラジアルマウント、リアはシングルピストンフローティングキャリパーとなっている。

09日本向けの仕様にはマフラーエンド部に延長パイプが装備される。

10筑波サーキット コース1000でプレス向けに行なわれたの2モデルの試乗会。テストライダーは和歌山利宏さん。RC250はまさにサーキットが似合う、ライトウェイトスーパースポーツ。

11アップライトなポジションの250DUKEに乗り、軽快なフットワークでタイトコーナーを丁寧かつ豪快に攻め込む和歌山さん。2モデルの詳しいインプレッションは、6/24発売の雑誌『ロードライダー』をご覧ください。

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