掲載日:2010年03月09日 フォトTOPICS
取材・文/バイクブロス×マガジンズ編集部 ムラヤマ 撮影/バイクブロス×マガジンズ編集部 ワタナベ
今回の撮影場所は、新酒が出来たての由緒ある酒蔵。日本の伝統美を受け継ぐCB1100のデビューにふさわしいシチュエーションだ。
2007年の東京モーターショーで発表された空冷ネイキッドモデル「CB1100」が、2年の歳月を越えて遂に市販モデルとしてデビューした。「鷹揚」というキーワードを元に、「所有する喜び」「味わいのあるエンジン特性」「操ることの喜び」を追求。CBシリーズの持つ50年という伝統を礎として、日本に合う新世代のCBとしてのこだわりが詰め込まれている。水冷全盛のこの時代に、あえて新設計の空冷エンジンを投入するホンダの目論見は成功したのかどうか。試乗インプレッションによる検証の前に、まずは日本の伝統美と言いたくなるCB1100のディティールカットをお届けする。
01トルクフルな走りを重視した、新設計の空冷1100ccDOHCエンジン。細やかなフィンが作り出す造形の美しさにも注目。
02エキゾーストパイプは往年の名車を思わせる取り回し。開発者によると、性能だけでなくスタイルにも相当こだわったとのこと。
03メーターはオーソドックスな2眼+液晶パネル。クロームメッキのメーターリングを採用するなど、質感が高いのも特徴だ。
04「愛車を磨く喜び」を心行くまで愉しめるよう、フェンダーは前後とも金属製。美しさや質感も高く、所有する喜びも満たしてくれる。
05ホイールは穏やかな操舵感を狙った前後18インチを採用。アルミ切削加工をほどこした10本スポークホイールは美しさと軽快感を両立している。
06フロントブレーキは一見するとリジッドマウントに見えるが、ハブレスタイプのフローティングディスク。また、写真はABS装着車となる。
07シート高は765mmとCB1300スーパーフォアより15mm低い。シート形状は着座部が絞り込まれており、アップタイプのハンドルとあわせてポジションにゆとりが感じられる。
08グラマラスなフォルムのフューエルタンク。これまでのCBシリーズの伝統的な形状を意識したデザインだ。
09シート下の見えない部分にも手抜きが無いCB1100F。配線のカタチに成型したリアフェンダーや段差の無いシートフレームなどがこだわりを感じさせてくれる。
10新型空冷エンジンは冷却性能を重視した設計で、スパークプラグ座にもスムーズに導風される形状となっている。
11排気量はリッター越えだが、乗った感覚では750クラスのようなコンパクトさ。足着き性も良好で、身長174cmのテスターだと片足がしっかりと着く。
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