最新モデル試乗速報 KTM 990スーパーモトT

掲載日:2009年11月02日 フォトTOPICS    

撮影/バイクブロス×マガジンズ編集部  試乗/バイクブロス×マガジンズ編集部 ムラヤマ

ワインディングロードを思うままに駆け抜ける990スーパーモトをベースとした新しいツアラーが誕生した。

戦闘的な大排気量モタードが
魅惑のスポーツツアラーに変身

軽量・コンパクトかつハイパワーな水冷ユニットをクロモリフレームに搭載したKTMの大排気量モタード「990スーパーモト」をベースとして、ロングツーリングを楽しむスポーツツアラーが誕生した。クルージングを快適にするフェアリングと低いシート高、ツーリング向けにリセッティングされた足回りに、マイルドかつ扱いやすい特性を与えられたLC8エンジンが組み合わされ、ベースモデルともアドベンチャーシリーズとも違う「旅のパフォーマンス」を実現。2009年のラインナップのハイライトとも言えるニューカマーのインプレッションに先立って、まずはディティールカットをお届けする。

フォトTOPICS(写真点数/11枚)

01個性的な形状のヘッドライトは夜間走行で抜群の明るさを発揮。雨天時でも不安のない視界を確保してくれる。

02フェアリングと一体化したスクリーンは、見切りのよいショートタイプ。防風性は高く、高速巡航時疲労度はベースモデルと比較にならないほど軽い。

03シート高は855mmだが、スリムなため足着き性は意外なほど良いのが魅力。でん部にフィットするシートは程よい硬さで、長時間走行でも負担にならない。

04ハンドルは身長174cmのテスターにとって、近すぎずちょうど良いポジション。ハンドル切れ角は広く、取り回しも良好だ。

05タンク容量はベース同様19リットル。今回の燃費は20kmを切ってしまったが、それでも300km以上の航続距離を確保している。

06サスペンションは前後ともWP製でフルアジャスタブル。990スーパーモトだけでなく、アドベンチャーと比べてもソフトで快適性が高い。

07最高出力116psを誇る水冷ユニット。しかし、気難しさは皆無で街中の渋滞走行でもストレスを感じない。もちろん、思い切り良く開ければ強烈な加速を味わえる。

08シンプルなデジタル+アナログメーター。夜間照明はかなり明るく、強い雨が降る状態でも視認性は全く問題がなかった。

09ツーリングモデルらしく、標準でサイドケースを取り付けるフックが付属している。左右ともマフラーの熱を防ぐべく、遮熱板も併設。

10シート下スペースはあまり広くないが、ETCを設置やパンク修理道具などの小物を入れておく程度なら十分に活用できるだろう。

11リアキャリアも標準装備。左右のタンデムグリップも上手く活用すれば、オプションケース無しでもかなりの荷物を積載できそうだ。

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