掲載日:2019年10月06日 プロが造るカスタム
取材協力/モトショップ ウィザード TEL0985-47-8832記事提供/ロードライダー編集部 ※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2018』に掲載された内容を再編集したものです。
10年以上にわたって段階的に進化を続けてきた1100Sカスタム。「仲間とバイクに乗り続け、走り続ける中で感じたこと、仲間からの意見を採り入れて完成した1台です」とはオーナーさんの弁だ。
GSX-R系流用でまとめられた足まわり&ブレーキ、サーモスタット付きオイルクーラーなど、時代感を感じさせるディテールは、長い時間をかけて熟成されてきたという、この車両の特性を物語っている。ソフトビーズ・ブラストで仕上げられたシリンダーヘッドおよびシリンダー、フォークに合わせたキャンディ系ブルーでリペイントされた外装など、雰囲気もなかなかだ。
「カタナの場合、ノーマルから乗り始めて段階的にカスタム、その後メンテナンスを兼ねて足まわりなどを見直すというパターンが多くなっています。年式的にもそういう時期に来てるんでしょうね」 そう語るのは、この車両の面倒を見てきたモトショップ・ウィザードの代表、日高さん。
ホイールやブレーキ、サスなどのパーツは確実に進化しているので、見直しを機にアップグレードするというのもお薦めだ(特に純正流用で足まわりを組んだ車両の場合)。この車両も次にやるとすればホイール交換、もしくはブレーキのアップグレード、という話が出ているとか。
最新足まわりにアップデートするか、それともあえて当時風でまとめるか。このカタナのように段階的に進んだものもそうだが、仕様変更に悩むのも、カスタムの楽しみのひとつと言えそうだ。