MO.TO-MIND’S. GS1200SS(スズキ GS1200SS)

掲載日:2019年09月08日 プロが造るカスタム    

取材協力/モトマインズ
記事提供/ロードライダー編集部
※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2018』に掲載された内容を再編集したものです。

MO.TO-MIND'S. GS1200SS(スズキ GS1200SS)のカスタム画像
MO.TO-MIND'S. GS1200SS(SUZUKI GS1200SS)

すべてのパーツに理由あり
プロならではのこだわりカスタム

このGS1200SS改、じつはモトマインズ代表・松下さんが所有する1台。一般にプロが所有するバイクは『乗りっぱなし』か『細かいところまで凝っている』かのどちらかということが多いが、このGSは後者の典型だ。

「新型車の試乗や普段の作業で気づいたことなど、細かい部分の変更がけっこう多いです。シフトインジケーターを装着したのはGSX-Rシリーズにサーキットで乗ったとき便利だなと感じたからで、カウル/スクリーンも左右切り返し時にヘルメットに干渉する部分をカットしたりしています」そう語る松下さん。

アンダーカウルのマウント方法もタイラップではなく、クイックファスナー式に変更。さらに風圧で動いたりしないようステーをワンオフしている(当然表からは見えない)。

MO.TO-MIND'S. GS1200SS(スズキ GS1200SS)のカスタム画像

「保安パーツは外すのがいい、という風潮に疑問を持っていて、この車両ではリアフェンダーやチェーンカバーも付けたままにしています。ウインカーもずっとノーマルだったんですが、スプロケット歯数をExcelで計算(エンジン出力、前面投影面積などを数値化、トップギアの最高出力回転数で最高速度が出るように設定した)しているうちに、ここまでやるならウインカーもなるべく張り出しの少ないものにしようかということで変更しました(笑)」

マフラーは集合部内部がサイクロン式になっているテックサーフ製、サイレンサーはこれも松下さんお気に入りのパルスコーン構造採用のビート製をチョイス。まさにこだわりの塊なのである。

詳細写真

MO.TO-MIND'S. GS1200SS(スズキ GS1200SS)のカスタム画像

メーターは速度計:アクティブ、回転計:デイトナ、ギアポジションインジケーター:PZレーシングという構成。

MO.TO-MIND'S. GS1200SS(スズキ GS1200SS)のカスタム画像

フロントカウル、スクリーン、シートカウルなどはカット加工して形状を整えている。

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エンジンはカムをヨシムラ製ST-1(GSX-R1100用)、ロッカーアームをR750RK用に変更し、NAG強制減圧式内圧コントロールバルブを装着。二次エアシステムが装着されたままになっているが、これはクランクケース内の圧を二次エアシステム~排気系を通して排出しているためだ。

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リアアームは純正+補強で補強の入れ方にもこだわった。ステップはスパイス製逆シフトでこれに合わせてサイドスタンド部も加工している。

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