FUORISE’RIE RG400Γ(スズキ RG400Γ)

掲載日:2019年06月30日 プロが造るカスタム    

取材協力/フオリセリエ(TEL048-736-0487)
記事提供/ロードライダー編集部
※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2018』に掲載された内容を再編集したものです。

FUORISE'RIE RG400Γ(スズキ RG400Γ)のカスタム画像
FUORISE'RIE RG400Γ(SUZUKI RG400Γ)

現在の技術とセンスで
組み上げるヨンガン改

エンジン整備含め、カスタム済みだった車両を、さらに完成度を高めるべく、「リ・カスタム」した400Γ改。モディファイを手がけたのは、独自の吸気系チューン、ボルテックスチューン(※キャブレターやエンジン内にディンプルを掘り吸気効率を高める同店独自の加工。施工例も多い)で知られるカスタムショップ、フオリセリエだ。

まず目に飛び込んでくるのは、ウォルターウルフカラーにペイントされた外装なのだが、よく見ていくとフロントカウル(ライトまわりやサイドエンドはじめ、同店でオリジナル造形加工される)/倒立フォーク/フロントブレーキ/前後ホイールなど、各部を変更しているにも関わらず、まったく違和感なくまとまっていることに驚くはずだ。とにかく各部パーツの収まりやバランスが異様にいいのである。

FUORISE'RIE RG400Γ(スズキ RG400Γ)のカスタム画像

「ウチの場合、カスタムの前にデザインを軽くスケッチして、それをベースに作業を進めます。ときには外装のない状態で写真を撮って、イラストレーターやフォトショップでデザインを詰めることもあるんですよ。各部デザインもカッコ良いと感じる形状や黄金比など、いろいろな要素を採り入れてます。このあたりはデザイナーをやってた影響かもしれないですね」そう語る同店代表・島村さん。

エンジンチューンからFRPの造形まで、すべて自社で手がけているのも同店の特徴で、まとまり感のある雰囲気は、こうした部分によるところも大きいのだろう。

エンジンもオリジナルのボルテックスチューンにより、トルクアップとパワーアップを実現。今後は500㏄化と、さらなるチューンを予定しているそうだ。

詳細写真

FUORISE'RIE RG400Γ(スズキ RG400Γ)のカスタム画像

フロントカウルはレース用をベースに加工、同店オリジナルヘッドライトを組み込んだワンオフ品。

FUORISE'RIE RG400Γ(スズキ RG400Γ)のカスタム画像

メーターはACEWELL製多機能デジタルに、フォークはφ38mm正立からGSX-R400純正φ41mm倒立にされ、ハンドルバーはアプリリアRS250。

FUORISE'RIE RG400Γ。(スズキ RG400Γ)のカスタム画像

シートは同店による張り替え品。カラーリングも同店で行った

FUORISE'RIE RG400Γ(スズキ RG400Γ)のカスタム画像

通常キャブに施すボルテックスチューンだが、キャブが特殊で施工不可能だったため、インマニ側に施工。低回転域からトルクフル、かつフラットなトルクへと仕上がっている。吸気側はエアクリーナーにオリジナルのハイフロー加工、チャンバーは後バンク側の取付位置を変更した上でスガヤ製に。なお3.50-17/4.50-17ホイールもGSX-R400でリヤサスはナイトロンに変更。

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