掲載日:2019年04月21日 プロが造るカスタム
取材協力/しゃぼん玉本店記事提供/ロードライダー編集部 ※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2017』に掲載された内容を再編集したものです。
これまでに多様なゼファーカスタムを手がけて来たしゃぼん玉だが、このスタイルはちょっと珍しいだろう。ZRX1200S用ハーフカウルとリンク式モノショックは、超高速域における快適性と運動性を高めることが狙いだ。
「オーナーさんはとにかく飛ばす方で、だったら最初から別のモデルを……とも思えますが(笑)、ゼファーが大好きで、ゼファーを自分好みに仕立てたい方なんですよ。そういうこだわり方は私たちも大好きですから、エンジンチューンや足まわりのセットアップも含め、とことん付き合わせていただくことにしました」と、手がけたしゃぼん玉では言う。
約10年前に最初の手が入り、定期的に各部は変わる。最新はダイマグカーボンホイールの装着だ。「ひと昔前は耐久性に不安があったカーボンホイールですが、最近の製品には十分以上の強度と剛性もあり、エア漏れも起こらなくなりました。以前より価格が安くなってきたこともあって、徐々に浸透してますよ」
このようにしゃぼん玉では言うものの、ゼファーのようなビッグネイキッドの場合、カーボンホイールの真価を発揮するためには、前後ショックの見直しが必須になると言う(近年のスーパースポーツではボルトオンで楽しめるケースが多い)。具体的には、バネ下重量の大幅な軽減が、ハンドリングに多大な影響を及ぼし、場合によっては安定成分が不足してしまうため、セッティング幅が広い前後ショックを用いた、バランスの取り直しが必要になるそうだ。
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