掲載日:2010年01月29日 プロが造るカスタム
「卜シ取るにつれて重いバイクでツーリングに行くのがつらくなってきてねえ(笑)。それで、できるだけ軽いマシンのパワーを上げて、リッターバイクと互角に走れるようにしたら面白いんじゃないかって思ったのが、このマシンを作ったきっかけ。ZX-6Rベースのカスタムは、パーツそのものが少なくて、そっちで苦労はしましたけどね」(アドバンテージ九州代表・堂免さん)と同時に、この車両はアドバンテージ九州のデモ車でもある。そんなこともありKDAC('07年末の旧北九州空港跡地でのドラッグ)に持ち込んで走らせてみたところ「結構速かった」(堂免さん)ということで、さらにドラッグマシン寄りの方向性でモディファイが進行することに(笑)。とは言えリヤアームがノーマル+8インチ延長、NOSキットが装着されている以外は、一般的ストリー卜改とあまり変わらない部分も多い。それでいながら、他のどことも似ていないオリジナリティも感じさせるのだから、興味深い。
たとえばパーツ。堂免さんも語っているように'07ZX-6R用パーツは国内ではほとんど出回っていない。そこで通常はアメリカ製パーツを、となることが多いのだが、この車両ではあえてヨーロッパ系パーツをチョイスしている。さらにラムエアまわりのチューニング。ラムエア加給がノーマルより高効率に行われるよう独自加工を施し、エアエレメントも吸入抵抗の少ないものに変更(じつは「100均で売っているナイロンタオル」(堂免さん)だそうだ)。海外ではザッパーとして今も十分高い人気を誇る600クラス。こういうマシンを見ていると、大排気量車ばかりがバイクじゃないということが改めてよく分かるのである。
愛車を売却して乗換しませんか?
2つの売却方法から選択可能!