ドレミコレクション ゼファー750(カワサキ ゼファー750)

掲載日:2015年05月01日 プロが造るカスタム    

取材協力/ドレミコレクション

記事提供/ロードライダー編集部

※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2014』に掲載された内容を再編集したものです

詳細写真

ステムはモーターラボ製削り出し品で、φ[41→]43mmフォーク対応。FブレーキマスターはブレンボRCS、ワイヤ式のクラッチ側もラジアルポンプ形状に合わせたコーケン製に。ハンドル部にヨシムラデジタルメーターを追加

点火系はTGナカガワ製H.I.R.(写真中央部に置かれる)でセットアップ

レース時はヘッドライトがゼッケンプレートに代わり、保安部品類は外し、アンダーカウルが付けられる。外装はドレミ製ゼファー750用Z1000Mk. II タイプで、ブラック×箔のような輝きの子持ちゴールドストライプでのSTDカラーでペイント。当初Mk. II 外装キットは市販間近のスチールを使うことを予定していたが今回のTOTには間に合わず従来のカーボンを搭載。そのためタンクキャップ形状が若干異なるが、スチールでは一般的なエアプレーンタイプになる

丸ヘッドのエンジンはヨシムラST-1カムの使用も考えたが、初のゼファー750のポテンシャルを知るためにも、STDに近い仕様で行く考えから今回見送り。POSHピストンでの738→820cc化は行われ、オイルはシェルアドバンス

ホイールは3.00-17/4.00-17→3.50-17/5.50-17サイズのゲイルスピードTYPE-Nだが、ゼファー750用ではなく、XJR1300用を選択。「フロントの剛性感を高めたくて、アクスル径の太いXJR対応フォークを使ったから」(藤野さん)とのこと。そのフォークはφ43mmオーリンズで、既にゼファー750では実績があるBagusのスプリングを使用。“あるものは使えばいい”という考えからだ。スイングアームはゼファー750STDの後端をカットしCB1300SFのチェーンプラーを接続。チェーンはレジーナで520サイズ、スプロケット/ディスクはサンスター

吸排気は当時風でなく、今への提案がされる。キャブレターはヨシムラミクニTMR-MJN32デュアルスタックファンネル仕様(ファンネル基部にスリットを設け吸入効率をアップ)仕様で、プロトタイプ。また5月のTOTで初披露となった排気系は、ヨシムラ・フルチタン4-1のレース用プロトタイプ/テスト用。ゼファー750のフレームラインに沿ったラインを持つエキパイはコニカルヘッダーを持ち、サイレンサーは今のヨシムラを象徴するR-11タイプだが、ネイキッドにもかなり似合う形状だ

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