ピストンブローククラブ / GSX-R1100 カスタム写真
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スズキ GSX-R1100

掲載日:2011年06月03日 プロが造るカスタム    

ライダーの技量と思い入れを汲み仕立て直す

この'90年式スズキGSX-R1100、じつはピストンブローククラブ代表・中村さんが一時期所有していたこともあるという1台。当時の仕様はかなり過激なもので、いわく「パワーは恐ろしく出ているけれども、点火時期がギリギリで、ちょっとでもセッティングが狂ったら終わりっていうリスキーなエンジン」(中村さん)だったとのこと。

 

15~16年前、TMキャブ仕様で後軸実測167psをマークしたと言えば、その過激さを分かってもらえるだろう。現在の仕様は基本その仕様をベースにはしているものの、全体的に扱いやすさを出す方向へと中村さん自身の手でリセッティングされたものだ。

 

「セッティング変更と同時にコイルとプラグコードも変えたりしたら、前はアイドリングすら危うかったのが、今はちょっとそこまで買い物に行くのにも気軽に乗れるようになりました。改めてメンテナンスの大切さを知った感じです」(同)

 

一方、チューニングをしていく場合、同店が最も重要視しているのは『チューニング内容と乗り手がマッチしているかどうか』だという。乗り手の技量、どういった特性を求めているかなどをきちんと把握して作り込んでいけば、結果としてそのバイクは長く乗ってもらえる可能性が高くなる。それこそが中村さんの狙いであり、願いでもあるのだ。

 

「とくにチューニング済み車両を買う場合は、人とバイクのバランスが合ってないわけですから、調整作業が当然必要になってくる。ここを見ていかないといけないと思います」(同)。かつて限界ギリギリのパワーを絞り出していたマシンを、オールラウンドに楽しめる車両に仕立て直す。これもまた、プロのチューナーだからこそできることなのだろう。

ピストンブローククラブ GSX-R1100の詳細写真は次のページにて

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