掲載日:2017年01月13日 ROAD RIDER アイテムレビュー
Photo/前川健彦 Report/大屋雄一 記事提供/ロードライダー編集部
ヤマハのSR400が誕生したのは1978年のこと。そして、その4年後、オーヴァーレーシングが設立される。かつては全日本ロードレース選手権に参戦しながら、オリジナルフレームによるシングルレーサーの開発にも積極的で、欧州のスーパーモノ選手権で1996~1997年にシリーズを連覇するなど、単気筒チューニングのノウハウにも長けているのだ。
今回紹介するのは、2016年11月に発売されたSR400(FI)用のフルエキゾーストだ。材質や形状、焼け色の違いなど、すでに10種類ものSR用マフラーをラインナップしているのだが、11本目となる新作の最大のポイントは、短めの「XLサイレンサー」を採用していることだ。
手曲げエキパイおよびテーパー形状のテールパイプはチタン、サイレンサーはカーボン製で、総重量はわずか2.02kg。STDが9.1kgだから、交換するだけで7kgもの軽量化を達成できる。中回転域から高回転域にかけてバランスよくスムーズに吹け上がる特性で、シングルらしい歯切れのいいサウンドも堪能できる。なお、政府認証マフラーとして車検対応なのも安心材料だ。
装着したままオイルやフィルターの交換ができ、センタースタンドも外さないでOK。オーヴァーらしいユーザーフレンドリーな1本だ。
[ DETAILS ]
XLサイレンサーのカーボンスリーブのサイズはφ110×220mm。他の製品で採用されているのはφ100×400mmなので、印象は大きく異なる。テールパイプはφ50.8mmからφ60.5mmへと広がるテーパー形状で、そこにステーを溶接
O2センサー用のネジ穴やダンパーゴムが入るリングなども、丁寧に溶接されている。エキパイはφ45mmの手曲げで、総重量は2.02kgと実に軽い
装着例。STDステップやオーヴァー製バックステップに対応する。なお、タンデムステップを装着するには、別売のタンデムキット(1万800円)が要る
[ SPECIFICATIONS ]
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