掲載日:2016年01月22日 ROAD RIDER アイテムレビュー
Photo/前川健彦 Report/大屋雄一 記事提供/ロードライダー編集部
オランダのトラクティブ社との共同開発によって生み出される高性能ショックユニット、それがアラゴスタだ。これまではツインショックのみだったが、待望のモノショックが本格的にリリースされることに。
販売形態は特殊だ。ポン付け可能な車種別専用品を売りっぱなしにするのではなく、カスタムショップと車両のオーナーが細かく仕様を決めていき、そのオーダーに基づいて最適なショックユニットを組み上げるという流れだ。なお、取り扱いショップは公式サイトに順次掲載されるほか、ショップ側からの問い合わせも常時受け付けているとのこと。
ここに紹介するのは、第1弾として開発中のGPZ900R用で、現在仕様違いのものを4種類テストしているという。別体式のリザーバータンクには高速側/低速側2系統の圧側減衰力調整を設けるほか、ツインショックにはなかった油圧式のプリロードアジャスターを装備。もちろん、車高や伸び側減衰力の調整機構も採用されており、この仕様で買いやすい価格も検討中。
今シーズンからJP250クラスがスタートするのを受け、ニンジャ250/RやYZF-R25、KTMのRC/デュークシリーズでのテストも進行中とのこと。同レースに参戦する向きは要チェックだろう。
[ SPECIFICATIONS ]
[ DETAILS ]
写真はすべてGPZ900R用として開発されたものだ。別体式のリザーバータンクに設けられているのは圧側の減衰力調整で、高速側と低速側の2系統に分けて、細かく調整できる優れものだ
全長(車高)や伸び側減衰力の調整機構も設けられる。なお、ツインショックではスプリングのカラーオーダーが可能だが、モノショックではイメージカラーである写真のオレンジのみに
シリンダーはアルミ6082-T6材を押し出し成型したもの。軽量高剛性だ
プリロードの調整が工具なしで行える油圧コントローラーも装備される
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