’80年代ショックを再現しつつ 最新のテクノロジーを盛り込む

掲載日:2015年08月24日 ROAD RIDER アイテムレビュー    

Photo/前川健彦  Report/大屋雄一  記事提供/ロードライダー編集部

アドバンテージ/カワサキ’80s ワークスタイプ リアサスペンション

足まわりパーツのプロフェッショナルであるアドバンテージが、カワサキZファン待望のリアショックユニットを今秋リリースする。

写真を見てピンッと来た方は多いだろう。これは’80年代にAMAで活躍したワークスマシンのショックユニットを忠実に再現したもので、日本のサスペンションのスペシャリストであるKYBとの共同開発品である。ただ単に当時の製品の見た目を真似たのではなく、ロッドを太くしたり、ピストンを大径化して減衰力を大幅に見直すなど、最新テクノロジーも惜しみなく盛り込まれる。

フリー長は350mmで、ストロークは80mm。プリロードが無段階に調整できるほか、4段階の伸び側減衰力アジャスターも装備。全部で6タイプが用意され、適合機種はZ1やZ2などの2本ショックを採用した空冷Zシリーズ全般から、ゼファーなどは1100から400χまでフォローしている。実際のリリースは9月後半を予定。見た目はもちろん、価格的にも満足度の高い製品である。

[ SPECIFICATIONS ]

  • メーカー/アドバンテージ
  • 製品名/カワサキ’80s ワークスタイプ リアサスペンション
  • フリー長/350mm
  • ストローク/80mm
  • 伸び側減衰力/4段階
  • 適合機種/カワサキ空冷Zシリーズ、ゼファーシリーズ
  • 価格/7万3,440円

[ DETAILS ]

スプリングはプログレッシブレートではなく、異なる2種類のレートを組み合わせたもの。それぞれで塗色を変えるなど、当時の雰囲気を忠実に再現

伸び側減衰力は4段階に調整可能。ショックユニットは正立でも倒立でも使えるが、車種によってはドライブチェーンまたはチェーンケースが干渉することもあるので、注意が必要となる

プリロード調整は無段階。ストロークは80mmで、ゼファー1100のみSTDに対して6mmダウンとなる。また、一部の車種ではセンタースタンドを掛けた状態でリアタイヤが接地する可能性あり

[ お問い合わせ ]

電話/06-6412-6145
〒660-0881 兵庫県尼崎市昭和通9-324

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