掲載日:2015年05月22日 ROAD RIDER アイテムレビュー
Photo/前川健彦 Report/大屋雄一 記事提供/ロードライダー編集部
日本を代表し、世界中のライダーの憧れとなっているヘルメットメーカー、アライ。フルフェイスの最高峰であるRX-7RR5が、7年ぶりにフルモデルチェンジした。
新たな時代の幕開けを表現するべく、RR6ではなく“X”と名付けられた最新のRX-7。これまでアライが提唱してきた「かわす」という性能をさらに高めるため、シールド取り付け部を24mm下げて側頭部の形状を一層スムーズにした。これによって問題となったのがシールドの開閉軌跡で、既存のシングルピボットではシールドが帽体に干渉して満足に開かないのだ。そこで、アライはまったく新しいシールドシステム“VAS”を導入。この問題を解決するとともに、シールドの脱着を容易にしたり、ロック機構を改良するなど、大幅に進化させてきたのだ。
帽体は新開発の樹脂を採用した次世代型で、頭頂部のディフューザーも約20mm延長するなど新たに設計し直したもの。フル脱着式のシステム内装には、アストロ・プロシェードで好評を得ている特殊素材、エコピュアーが採用されるほか、アジャスタブル機能を追加することでフィット感の微調整を容易にしている。
すべてはライダーの命を守るために。安全性と快適性において、現在考え得る最高レベルのヘルメットだ。
[ SPECIFICATIONS ]
[ DETAILS ]
RX-7Xにおける最大の特徴が、従来比で24mm下げられたシールドホルダーの位置だ。ピンレール軌道とデュアルピボット機構を組み合わせたシールドシステム“VAS”がこれを可能にした
タイプ10から12へと進化したディフューザー。吸気効率が19%アップしたほか、防音、防雨性能も高められた
抗菌、防臭、防汚機能を持つ特殊素材エコピュアーを内装に採用。パッドの位置や厚みを調整する機能も追加
シールド内に滞留している空気をサイドダクトへ導くためのエアーチャンネルインテークを帽体内側に新設した
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