シリーズ初の本格的フルフェイス 軽さと涼しさを高次元で両立する

掲載日:2015年05月19日 ROAD RIDER アイテムレビュー    

Photo/前川健彦  Report/大屋雄一  記事提供/ロードライダー編集部

今年で創業60周年を迎えた2輪用パーツ商社、東単のヘルメットブランドが“アウル”だ。主力モデルは3000Aと呼ばれるシステムヘルメットで、機能およびコストパフォーマンスの高さから幅広い層に支持されている。今回リリースされたKEIRYO(軽涼)は、シリーズ初の本格的フルフェイスで、ネーミングの通り軽さと涼しさを高い次元で両立しているのがポイントだ。

デザインはご覧のようにエッジを効かせたスポーティなもので、見た目にも所有欲をそそられる。帽体左側のレバーは昨今流行しているインナーサンバイザーの開閉用で、これを装備しながら3000Aより400g近くもの軽量化を達成しているというから驚くほかないだろう。 一方、涼しさについても申し分なし。一般的なエアインテークやベンチレーションに加え、サイド後方には大きなエアダクトを設置。これらの相乗効果で、フルフェイスとは思えないほどの涼しさを達成しているという。なお、内装のこめかみ付近には、メガネのテンプルが差し込みやすいよう凹みが設けられている。

東単60周年の思いが込められた軽くて涼しいフルフェイス。価格は単色で税込み2万7,000円とかなりお手頃だ。なお、販売スタートは6月ごろとアナウンスされている。

[ SPECIFICATIONS ]

  • メーカー/東単
  • 製品名/アウルKEIRYO
  • 規格/SG
  • カラー/パール白、パール黒、ツヤ消し黒、白×黒、黒×灰、黒×白、カーボン
  • サイズ/S、M、L
  • 価格/単色:2万7,000円、グラフィック:2万9,160円、カーボン:3万4,560円(数量限定生産)

[ DETAILS ]

インナーサンバイザーの開閉レバーは、インターコムを装着しても干渉しないようシールド後方に配置。内装にはメガネ用のスリットが設けられる

頭頂部に設けられた大型のエアインテーク。シャッターはグローブのままでも開閉しやすいデザインとされる

走行風を導入してアウターシールド内側の曇りを除去する、マウスベンチレーション。ここも操作性は良好だ

大きめのサイドダクトが目を引くリアビュー。後頭部のベンチレーションとともに内部の熱気を積極的に吸い出す設計で、名前通りの涼しさを演出

[ お問い合わせ ]

電話/03-5427-3114
〒108-0023 東京都港区芝浦4-16-13

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