掲載日:2013年11月19日 ROAD RIDER アイテムレビュー
Photo/前川健彦 Report/大屋雄一 記事提供/ロードライダー編集部
カスタムにおいて制動力の強化というと、とかくフロントにばかり目が行きがちだが、リヤも重要であることはベテランほど経験的にご存じだろう。単なる制動装置としての役割のみならず、マシンのピッチングをコントロールしたり、駆動力を制御してスリップを防ぐなど、無意識に使用するライダーも多いはずだ。
そんなリヤブレーキのコントロール性をさらに高めるキットが、ウィリーから発売された。写真は新製品のヤマハXJR1200/1300用。このモデルの純正リヤディスクはφ267mmと大径で、やや効きすぎのきらいがある。そこでウィリーでは扱いやすさを重視し、あえて小径なφ250mmを選択した。フロントと同様なフローティング構造を採用して十分な熱容量を持たせるなど、見た目だけでなく性能にも配慮するあたりがウィリーらしさだ。
ホイールはマルケジーニのM10S/M7Sおよびゲイルスピードに対応している。注文時にはリヤのアクスルシャフトがφ20mmとφ28mmのどちらであるか、またスイングアームはSTDかウィリー製かを伝えればOK。キャリパーサポートとトルクロッドはバフとシルバーアルマイト仕上げが選べ、どちらも9万9,750円だ。同一コンセプトのZRX1100/1200用も用意されている。
[ SPECIFICATIONS ]
[ DETAILS ]
ブレーキディスクはサンスター製のφ250mmワークスエキスパンドで、インナーローター(ディスクハブ)はブラックアルマイト仕上げとなっている
上のブレーキディスクを裏返したところ。アタッチメントの違いによりマルケジーニ(左)とゲイルスピードに対応。仕上げはシルバーアルマイト
2017S材NC削り出しの美しいキャリパーサポートとトルクロッド。なお推奨キャリパーはブレンボの通称カニ
ZRX1100/1200用もラインナップ。サンスター製のφ220mmディスクは別売で、さまざまなタイプが用意される
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