掲載日:2012年07月10日 ROAD RIDER アイテムレビュー
Photo/前川健彦 Report/大屋雄一 記事提供/ロードライダー編集部
アライから、ツーリングライダー待望のバイザー付きオープンフェイスヘルメットがリリースされた。
チークガードを延長することでフルフェイス並みの安心感が得られる帽体など、基本デザインはMZシリーズを踏襲しているが、頬部を覆うシステムパッドは専用設計で、アストロIQで好評だったFCSをオープンフェイスで初採用。これは下アゴから包み上げるようなフィット感を目指したもので、頬を強く圧迫することなくブレを軽減している。
CTバイザーは、シールドを閉じた状態で角度が調整できるので、陽射しが刻々と変化する状況では非常に有効な装備。そして、このCTバイザーをより低く設計できた立役者が、同じく専用設計のCTシールドである。同社のツアークロス3にヒントを得たデュアルピボット開閉システムによって、全開時のシールドをより帽体に接近させることに成功した。このアームの内側には風切り音を軽減するウインドシールエッジも採用。また、MZ -F譲りの優れた各ベンチレーションを導入するなど、快適性にも抜かりはない。
システムパッドと内装は脱着式で、それぞれパッドを抜くことでサイズの微調整が可能。新時代のフィット感とバイザーが、ツーリングをより楽しいものにするだろう。
[ SPECIFICATIONS ]
[ DETAILS ]
デュアルピボット開閉システムを採用したCTシールド。これにより全開時の高さを抑えることに成功、バイザーを帽体に近づけたデザインが可能に
CTバイザーは角度調整式。帽体との間にはこのようにエアーパスと呼ばれる隙間を設け、バイザー下で渦巻く空気を逃がし、抵抗を最小限に抑える
同社のオープンフェイスMZ-Fと共通のTDF3ダクトやOCDダクト2、サイドダクト5、ネックスリットなどを採用
頬ではなく下アゴで支える、をコンセプトとするCTシステムパッド。調整パッドを抜くことで約5mm緩くできる
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