パッドの脱着で微調整が可能に 重さを変えずスネル2010をパス

掲載日:2011年11月15日 ROAD RIDER アイテムレビュー    

Photo/前川健彦  Report/大屋雄一  記事提供/ロードライダー編集部

フルフェイスに匹敵するほどの安心感が得られるMZや、それをベースに装備を見直してお手頃な価格を実現したMZ-Fなど、新しいオープンフェイスを次々と誕生させているアライから、従来の頂点モデルであるSZラム3の進化版“4”がリリースされた。

帽体は新設計で、スーパーファイバー製のベルトを前頭部だけでなく、後頭部の内側や側頭部など要所に配置。アライ独自の多段階発泡ライナーと合わせ、最新規格のスネル2010をパスした。

頭頂部のディフューザー・タイプ10は、フルフェイスの最高峰であるRX-7RR5から譲り受けたもので、MZのタイプ11とは形状が微妙に異なる。固定式のスタビライザーは、優れた高速安定性能をもたらしてくれるという。

そして注目すべきは内装だ。頭頂部のシステム内装にはサイドポケットが設けられており、ここに入っている約4mm厚のクッションパーツを抜くことで、フィット感の微調整が可能。さらに、同様のものをチークパッドにも設ける。

価格は、MZと同じ4万4100円(単色)の設定。どちらも現時点で最高レベルのノウハウが導入されており、あとは実際に被ってみて決めるのがいいだろう。

[ SPECIFICATIONS ]

  • メーカー/アライヘルメット
  • 製品名/SZラム4
  • 帽体/PB-cLc
  • 規格/スネル2010、JIS
  • カラー/グラスホワイト、グラスブラック、アルミナシルバー、サファイアシルバー、フラットブラック(ツヤ消し黒)、ヘイデン・スター、ハガ・モンツァ
  • サイズ/54、55-56、57-58、59-60、61-62(cm)
  • 価格/4万4100円(グラフィック:5万2500円)

[ DETAILS ]

頭頂部中央にデルタダクト5を設置

RX-7RR5譲りのディフューザー・タイプ10を採用。中央に見えるエアロスタビライザーは固定式で、高速走行時に威力を発揮する。各部のシャッターはグローブのままでも開閉しやすい

オープンフェイスでは規格外となる頬部の内側にも緩衝材を設ける。帽体下部のハイパーリブは自動車のバンパーのような役割を果たし、サイドのエキゾーストダクトは冷却に貢献する

内装はフル脱着式で、吸汗速乾性に優れるドライクールファブリックを使用。ストラップカバーも取り外し可能

[ お問い合わせ ]

電話/048-641-3825
〒330-0841 埼玉県さいたま市大宮区東町2-12

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