掲載日:2012年03月13日 ROAD RIDER アイテムレビュー
Photo/前川健彦 Report/大屋雄一 記事提供/ロードライダー編集部
1047cc 空冷6筒 DOHC 24バルブ(!)という特異なメカニズムにより、デビューから30年以上が経過した今もなお、マニア間で根強く支持され続けるホンダCBX。すでに欠品となっている純正パーツは数多く、マフラーもそれに含まれている。純正品がないなら社外品にすれば、と安直に考えがちだが、数が少ないだけにその社外品もほとんど作られていないというのが現状だ。
そんなCBXのために、ビトーR&Dがチタン手曲げマフラーを発売した。同社では’09年にも同じマフラーをリリースしているので、正確には“再生産”となる。
そもそもCBX用が作られた背景にはユーザーの声があるという。ビトーR&Dでは同車向けのキャブ(FCRφ33mm)を販売しており、それを買ったオーナーからマフラーもほしいとの要望が多数寄せられたため、開発に至ったそう。手曲げ特有の柔らかな曲線で構成されたマフラーは車体と見事にマッチしている。
エキパイは0.7mm厚のチタンで作られており、集合方式は6in1を採用。サイレンサーは軽さを優先してチタンとされ、消音のためにインナーバッフルを装備する。チタンのエキパイが6本並ぶ様は迫力満点であり、これが再び買えるようになったのは朗報と言えるだろう。
[ SPECIFICATIONS ]
[ DETAILS ]
クランクケースの真下で集合するレイアウトは、バンク角を犠牲にしないことも計算に入れられている。エキパイは他のラインナップと同じ0.7mm厚という超薄肉のチタンで、軽量化に大きく貢献
集合方式は6in1。6本のエキパイがまとまる集合部は、それだけで芸術品だ
他のラインナップではカーボンやアルミも選べるが、CBXのサイレンサーはチタンのみとされる。これは軽さを優先した結果だという。サイズはφ100×390mmで、リペアパーツとしても購入可能だ
サイレンサーの内部には、消音のためのインナーバッフルが設けられている
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