掲載日:2011年08月30日 ROAD RIDER アイテムレビュー
Photo/前川健彦 Report/大屋雄一 記事提供/ロードライダー編集部
創業50年という長い歴史を誇るイタリアのシトー社は、最新のマフラーを開発・生産しているヨーロッパ最大級のEXシステムメーカーだ。そのシトー社のスポーツマフラーブランドがレオビンチである。サーキットで得られた膨大なデータを基にコンピュータ技術を駆使して設計された製品は、世界各国で高く評価されている。
そんなレオビンチのロードスポーツ用マフラー“SBK”シリーズの、エボリューション II というシステムを紹介しよう。
SBKでは5タイプのサイレンサーに採用されているこのシステム、デシベルイーターと呼ばれるインナーサイレンサーが設けられて、これを脱着することで、公道走行にもサーキット走行にも対応できるというのが最大のポイントだ。
デシベルイーターは、サイレンサーのエンドパイプに特殊ボルトで固定されており、これはプライヤーで取り外すことが可能。装着時の音量は純正マフラーと同等レベルに抑えられ、外せばトルクとスロットルレスポンスがアップするので、週末にサーキット走行を楽しむ向きにはピッタリだろう。
写真は現行ハヤブサ1300用のファクトリーというタイプのスリップオンで、ほかにフルEXもラインナップする。対応機種は膨大にあるので、一度サインハウスのサイトをチェックしてみては。
[ SPECIFICATIONS ]
[ DETAILS ]
ファクトリーのサイレンサーはオーバル断面で、アウター(外筒)はチタンとカーボンの2種類。リベットバンドには欧州での公道走行が認められていることを示すeマークが打刻される
アウターの材質に関係なく、エンドにはコニカル形状のドライカーボン製キャップが装着される。また、写真には写っていないが、サイレンサーバンドもドライカーボン製となっている
インナーのパンチングメッシュはチタン。耐久性が高く軽量化にも貢献
サイレンサーにつながるテールパイプはステンレス。作りはていねいだ
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