ホンダ NC750X(2016)
ホンダ NC750X(2016)

ホンダ NC750X(2016) – 初代から受け継がれる抜群の快適性と利便性

掲載日:2016年08月04日 試乗インプレ・レビュー    

レポート/中村友彦  写真/富樫秀明  記事提供/ロードライダー編集部
※この記事はカスタムNo.1マガジン『ロードライダー』の人気企画『New Model Impression』を再編集したものです

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ニューミッドコンセプトに基づいて開発されたパラレルツインは、2014年に登場した2代目で排気量の拡大や(669→745cc)バランサーの2軸化といった変更が行われ、3代目もその仕様を踏襲する。ただし、真円→異形断面となったマフラーは新作で、DCT仕様はプログラムを刷新すると同時に、Sモードに3段階のレベル設定を導入

ショーワの独自技術であるDBV=デュアルベンディングバルブを導入したφ41mm正立フォークは、ストロークに応じた減衰力の発生の仕方が、フリーバルブ式だった従来型よりリニアになっているようで、特に圧縮時にダンパーがいい仕事をしている印象を受ける

3.50-17・4.50-17のホイールやウェーブタイプのブレーキディスクは従来型と同様だが、フロントの片押し式2Pキャリパーは3代目NCが初採用となるニッシンの新作。従来型では非調整式だったリアショックには、7段階のプリロードアジャスターが追加された

既存のスタイルを維持するSとは異なり、Xはすべての外装部品を新設計。通常のガソリンタンク部に設置された収納スペースは容量が21→22Lに拡大され、リッド上面にはタンクバッグの装着を意識したステーを設置。ウインドスクリーンの大型化も行われている

表示内容の充実化が図られた液晶メーターは、回転計のバーグラフのカラーが9色から選択できるようになった。ちなみにこのカラーは、ギアポジションやエンジン回転数に応じて変化させることも可能だ

燃料給油口は従来型と同じタンデムシート下。なおXの標準シート高は830mmだが、タイプLDは800mmという数値を公称する

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