

掲載日:2015年06月04日 試乗インプレ・レビュー
レポート/和歌山 利宏 写真/吉見 雅幸 記事提供/ロードライダー編集部
※この記事はカスタムNo.1マガジン『ロードライダー』の人気企画『New Model Impression』を再編集したものです
トラスフレームは、ツインスパーフレームよりもフレームの容積が小さく、車体がコンパクトにまとまり、放熱性に優れていて、メカ部分も外部から良く見える。エンジンは4カ所でリジッドマウントされて、剛性部材としても利用される。剛と柔を兼ね備えた特性を実現した
エンジンは川崎重工グループの内製スーパーチャージャーを装備する。チャージャー(写真の赤い部分)内のインペラーがエンジンの10倍近い高速で回転、圧縮空気を吸気ボックスに送り込み、過給が行われる機構だ。エンジンは高性能に対する耐久信頼性が高められながら、基本構成や大きさはリッタースーパースポーツのそれに準じている
フロントブレーキは、モノブロック・ラジアルマウントキャリパー、φ330mmディスク、ラジアルポンプマスターシリンダーの全てにブレンボ製を採用した。前後ホイールは星型5本スポークデザインの専用品だ
スイングアームはカワサキ初の片持ち式を採用。右出しの大型サイレンサーを避けて、スリム化とマスの集中化を実現している
ステアリングダンパーはオーリンズの電子制御式。後輪の回転数を検知して、速度に加え、加減速の状態を制御に反映させる
フロントフォークはKYBのAOS- II レーシングサス。カートリッジ加圧式で、伸圧減衰力発生機構と調整機構は左右それぞれに装備される
燃料タンク&吸気ボックスカバーはグラマラスでも、体重移動の自由度は高い。シートはシングル式で、左右のホールド性を高めるパッドが取り付けられるが、これも体重移動を阻害するものではない
前面左の大型導入口(開口面積65cm2)から新気は吸気される
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