ロイヤルエンフィールド コンチネンタル GT 535の詳細写真
空冷単気筒OHV2バルブ535ccのエンジン。『ブレット500』など現行ロイヤルエンフィールドの主力モデルに採用される、新世代のユニットコンストラクションタイプをベースにボアを拡大。吸排気系(F.I.)も見直され、出力もアップしている。
フロントブレーキはブレンボ製フローティングタイプのφ300mmシングルディスク+2ピストンキャリパーの組み合わせで、必要十分な制動力を確保。フロントフォークは110mmのストロークを持つφ41mm正立タイプを採用。
リアブレーキはφ240mmシングルディスク+シングルピストンタイプ。ワイヤースポークホイールが雰囲気を盛り上げる。タイヤはピレリのスポーツデーモンで、グリップもなかなかいい。
丸みを帯びたシートカウルが美しい、レーシングタイプのシングルシートを採用。前後長には余裕があり、ライディングポジションの自由度は高く、シート高は800mmと標準的。車体がスリムなので足着き性は良好。オプションでタンデム用のダブルシートも選べる。
かつてのコンチネンタルGT同様、伝統の真紅に彩られた扁平ロングタンクのデザインが美しい。ヒザのえぐりが造形のアクセントになっている。
リアサスペンションは別体式リザーバータンクとプリロード調整機構装備のパイオリ製ツインショックを採用。スイングアームは昔ながらのスチールタイプだ。
鼓動感を演出するスポーツマフラーを採用。サイズは国内規制に対応するため、本国仕様に比べるとやや大きくなっている。ヒートガードの装備で安全性も考慮。
アルミ製ステップは現代的なデザイン。ヒールプレートと滑り止めのローレットが刻まれたステップバーにはバンクセンサーを装備する。
アナログ2連メーターを装備する、カフェレーサーらしさ満点のコックピット。セパレートハンドルだが、フォークトップにマウントされるタイプなので、前傾は思うほどきつくはない。バックミラーは当初予定していたグリップエンドタイプではなく、オーソドックスなタイプになった。
センタースタンドを掛けるためと思われる、大きめのしっかりしたアシストグリップを装備。こんな細かいところにもメーカーの良心が感じられる。
車体左側のサイドカバーを取り外すとバッテリーが現れる。その下の小スペースには車載工具が収納されている。整備性は良さそうだ。
昔懐かしいルーカスタイプのヘッドライトを装備。ディテールの隅々にいたるまで、60年代へのオマージュが込められている。
SPECIFICATIONS - Royal Enfield Continental GT 535
価格(消費税込み) = 77万4,900円
※表示価格は2014年3月現在
60年代に流行した伝統的な“カフェレーサー”のシルエットを、現代のエンジニアリングで再現した単気筒スポーツモデル。ブレンボ製ブレーキやバイオリ製ツインショックを搭載するなど装備も充実。
■エンジン型式 = 空冷4ストローク 並列2気筒 OHV 2バルブ
■総排気量 = 535cc
■ボア×ストローク = 87×90mm
■最高出力 = 29.1hp(21.4kw)/5,100rpm
■最大トルク = 44Nm/4,000rpm
■トランスミッション = 5速
■サイズ = 全長2,060×全幅760×全高1,070mm
■車両重量 = 184kg
■シート高 = 805mm
■ホイールベース = 1,360mm
■タンク容量 = 14.55リットル
■Fタイヤサイズ = 100/90-18
■Rタイヤサイズ = 130/70-18