

掲載日:2014年01月23日 試乗インプレ・レビュー
取材・写真・文/田宮 徹
2007年以降はS&Tグループの一員として活動する韓国ブランドのヒョースンが、2014年のニューモデルとして市場投入したのが、ストリートファイター系となる『GD250Nエクシブ』だ。
これまで、250ccクラスには油冷Vツインエンジンを使ってきたヒョースンだが、このモデルでは新開発の249cc水冷単気筒エンジンを採用。当然、これに合わせてメインフレームをはじめとする車体も、完全新設計されている。開発テーマのひとつは、「自在に操れて刺激的な走りが楽しめるハンドリング」。これを実現するため、徹底したマスの集中化などが図られている。
操作性に優れた車体設計にまず寄与しているのが、新開発されたコンパクトな249cc水冷単気筒エンジン。これを、強度メンバーとしながらスチール製トラスフレームに搭載している。排気系はエンジン下部にまとめることで、マス集中化を促進。燃料タンクは、エンジンシリンダー後方に回り込むようにレイアウトされ、こちらも車体中心部に重量物を集めることにつながっている。
車体の特徴としては、中心に対して車体右側にオフセット配置されたリアサスペンションや、ラジアルマウントタイプで前後2段階に位置調整ができるライダー用ステップ、ウェーブ形状ディスクのスポーティな前後ブレーキなども挙げられる。ちなみに前後サスペンションは、信頼性が高い日本ブランドのKYB製。リアのみプリロード調整ができる。また、リアショックをオフセット配置することで、燃料タンク搭載位置の自由度を高めている。
スペックでは、28.4馬力という比較的元気な最高出力もさることながら、1,346mmというショートホイールベースにも目が向く。車重は150kgとライトウエイトだ。
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